6/14 四股1000 四十八日目 脇と蛇

 今後の発展を鑑みて、これまでのタイトル「四股トレ1000」に変わって、本日より「四股1000」とする。

 15名参加。東京、神奈川、茨城、京都、大阪、福岡、沖縄より参加。PR動画の追加撮影をしてから稽古開始。本日のカウントは、「軸とハラを鍛えれば必ず強くなる!」(高岡英夫著)より下丹田、「日本反文化の伝統」(上林澄雄著)、「ワニのオーケストラ入門」(ドナルド・エリオット著)よりホルン、トロンボーン、チューバ、トライアングル、さいたまトリエンナーレ2016千秋楽での一ノ矢さんとJACSHAの相撲聞芸術フォーラムより、直感を磨くための日々の稽古、「グランドツアー 地底モノ」(藤森照信著)より、蛇と蛙と縄文、日本語の数、琉球古典音楽「かぎやで風節」、「映像と文化」(日高優著)、松井茂短歌作品集(ひーふーみー、踏み踏みソング)、のカウントで1000回。

 バーチャル背景ではなく、リアルに自然豊かな沖縄の公園(ガジュマル舞台)から参加した映像作家の山城さんは、屋外で踏んでみると、体内の暗闇、洞窟である内側と外側を行ったり来たりする感じがしたという。山稽古の楽しみはこれなのかもしれない。沖縄はマラソン、ロードバイク、ゴルフなどの屋外でのスポーツ大会が人気で、全国からたくさんの人が集まるが、自然の美しさを眺めながら、内側と外側の行ったり来たりを楽しみ励むのであろう。

 ダンサーの砂連尾さんが参加する日は、どんな発見をされるのかが楽しみになる。今日は「脇」だ。踏んで、キュンッ、踏んで、キュンッと、一歩踏むごとに脇にキュンと響き、脇の下()からポンッポンッと何か出てくる感じがして、脇に対する執着が湧いたとのこと。JACSHA世話人里村が朗読した「グランドツアー」の、地中から蛇や蛙や精霊がモコモコ出て来る感じと似ている。なので、脇の下から蛇がニューンと出てきたり、釈迦が生まれる様をイメージしてみんなで体を動かしてみた。脇への意識は相撲にとって重要なので、必然の感覚なのだなと納得する。注連縄(横綱の綱)にみる蛇の神聖さと、鍛えられた体感が一致してくる。四股ってすごい。

四股ノオト
6/14 四股ノオト