宮崎滞在三日目 谷頭相撲甚句踊り、庄内町町区相撲甚句踊

JACSHA2025冬の宮崎滞在記:その2
<三日目12月17日>

宮崎県都城(みやこのじょう)市にある、谷頭(たにがしら)相撲甚句踊り保存会、庄内町町区(しょうないちょうまちく)相撲甚句踊保存会の皆さんと1年振りにお会いしました。実は3年前の2022年夏から交流が続いています。経緯と驚きのエピソードをお伝えしようと思いますが、少々長いストーリーとなります。

2022年8月21日に都城市総合文化ホールで開催されました「Let’s和の音 邦楽と相撲 都城公演」(出演:竹澤悦子、神田佳子、松田哲博、呼出し邦夫、監修・進行:織田麻有佐)を、JACSHA野村と鶴見が見に行きました。≪初代高砂浦五郎・其ノ三≫(原案:松田哲博、脚本・作曲:神田佳子)が初演されたからです。(浪曲地歌「初代高砂浦五郎」のシリーズものとして、JACSHAの作曲家3名も、其ノ一を野村が、其ノ二を鶴見が、其ノ四を樅山が作曲しています。)

この公演に先駆けて、1ヶ月前の2022年7月12日に、宮崎の相撲文化のリサーチとして、監修・出演の皆さんとJACSHA野村が、谷頭相撲甚句踊り保存会(以下:谷頭)、庄内町町区相撲甚句踊保存会(以下:庄内町町区)を訪れたのが初めての交流でした。この時に、それぞれの芸能をご披露くださったのです。そして、本番の8月の公演には、谷頭・庄内町町区、両者の皆様がお客様としてご来場くださったので、公演後の監修・出演者の皆さまとの交流の場に、野村と鶴見も同席させていただきました。両地区は遠くないところにあるものの、一緒になって交流することは滅多にないことなので、貴重な場ともなりました。

2022年7月12日の野村誠の作曲日記:
https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2022/07/12/000000

2022年8月21日の野村誠の作曲日記:
https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2022/08/21/000000

そして2024年8月23, 24日、JACSHAの南九州相撲聞芸術リサーチツアー時には、Createfields徳永さんのコーディネートで、谷頭、庄内町町区をそれぞれ訪れて、さらに深掘りの研究をさせていただいたのです。

23日に訪れた庄内町町区では、今回もまた相撲甚句踊をご披露くださいました。歌い手の方しばらくお休みをされており、その方の録音音源を再生しながらの上演をしてくださいました。二度目の訪問になるので、この時は歌、三味線、太鼓について詳しく教わろうと思い、野村が庄内町町区相撲甚句踊の楽譜を作ってきてくれたので、それを見ながら野村と鶴見が鍵盤ハーモニカで演奏してみたら、皆さん大変喜んでくださいました。

24日に訪れた谷頭では、驚きのエピソードがあったのです。この時もまた相撲甚句踊りをご披露くださいました。なんと、前出2022年8月の「Let’s和の音 邦楽と相撲 都城公演」の影響で、谷頭相撲甚句踊りの音楽がアップデートされていたのです。公演で演奏された、太鼓や拍子木で相撲甚句が始まったり、終わったりするのがとてもかっこいいと思ったので、取り入れて新しくイントロとエンディングを作ったということを教えてくださいました。それは凄いことでした。公演後の交流会でも、専門家からいろいろ教わりたいと向上心たっぷりの皆さんに感動したことを覚えていますが、本当に影響を受けたことを取り入れてらっしゃったことに感激しまくりでした。そんな歴史的なフィードバックを得られた当事者になれたことに感謝しました。

2024年8月23(町区)、24日(谷頭)の野村誠の作曲日記:

それから3度目の訪問となりました2025年12月17日。Createfiels徳永さんのコーディネートで、遂にJACSHA3名鶴見、野村、樅山3名揃ってうかがうことができました。

午前中には、谷頭相撲甚句踊り保存会 の皆さんとお会いしました。ありがたくも、美味しいご馳走をご用意くださっており、いただきながら交流致しました。20日の「五ヶ瀬相撲フュージョン」にはご出演になれないのですが、将来には実現したいことをお話しくださいました。谷頭相撲甚句踊りの楽譜を鶴見が作ってきたので、JACSHAの歌、三線、鍵盤ハーモニカ、サックスと、保存会の皆さんによる太鼓のリズムとで共演しました。谷頭といえば、2022年に伝統アップデートの衝撃がありました。この日も、私たちの演奏を喜んでくださったので、この後にまたアップデートがあるかもしれないと思うとドキドキしました。

午後には、庄内町町区相撲甚句踊保存会の皆さんとお会いしました。野村が前回の楽譜よりもほぼフル構成に近い楽譜を作ってくれたので、JACSHAで演奏してみました。そして、以前よりさらに詳しく、拍子木、歌、三味線、太鼓、踊り、弓取り式、衣装を教わり、保存会の皆さんと一緒に、フル構成の演奏・演舞に挑戦しました。昭和時代の頃の様々なお写真を見せてくれたりと、かけがえのない時間となりました。難しそうに聞こえた三味線パートは、とてもシンプルなものであることも判明しました。同じようなことを大相撲の櫓太鼓を呼出しさんに教わった時にも経験しましたが、やはり直接出会って教わるということが、いかに大事であるのかを学びました。

JACSHA作曲作品に≪三声の相撲甚句インヴェンション≫があります(2025年1月作曲)。実はその内の一声が、庄内町町区相撲甚句踊の旋律で構成されており、この日にようやく保存会の皆さまに、作曲の報告と演奏を披露することができました。(他の二声は、大相撲の相撲甚句、竹野相撲甚句)

「三声の相撲甚句インヴェンション」は下記からお聞きいただけます。
JACSHA&KIACプレゼンツ!「とよおか音楽めぐりラジオ 竹野編」
(29分くらいから)
https://youtu.be/np_d1L3ovqA?si=Lwyjil2Hgq0DB1IY

3日後、20日開催の「五ヶ瀬相撲フュージョン」では、これにあと二声増やして(木花相撲踊り、谷頭相撲甚句踊り)、「五ヶ声の相撲甚句インヴェンション」が初演されることになります。

2025年12月17日野村誠の作曲日記もあわせてご覧ください:

 

宮崎県の相撲文化を深く知るきっかけとなった公演「Let’s 和の音 邦楽と相撲」(2022年8月)
庄内町町区相撲甚句踊デモンストレーションより、クライマックスの弓取り式(2024年8月23日)
谷頭相撲甚句踊りデモンストレーション(2024年8月24日)
新しく太鼓と拍子木のイントロとエンディングを作ったと教えてくださった衝撃の瞬間
谷頭相撲甚句踊り保存会の皆さんとお弁当を囲んで交流(2025年12月17日)
庄内町町区相撲甚句踊保存会の皆さんからさらに詳しく教わる(2025年12月17日)
庄内町町区相撲甚句踊 昭和58年3月27日宮崎県知事と 霧島公園線落成祝賀会の写真

宮崎滞在初日、二日目 木花相撲踊り

JACSHA2025冬の宮崎滞在記:その1

<初日12月15日、二日目12月16日>

初日の12月15日は、20日に開催の「五ヶ瀬相撲フュージョン」に向けて、いよいよ宮崎にイン!JACSHA鶴見、野村、樅山、今回の企画をしてくださったCreatefieldsの徳永紫保さんと合流。宮崎市内の雑炊屋さんでたらふく雑炊ディナーをしながら、明日と今後1週間の打ち合わせ。

二日目の12月16日は、宮崎市の「木花相撲踊り」の皆さんと1年4ヶ月ぶりにお会いしました。昨年8月下旬に、JACSHAの南九州相撲聞芸術リサーチツアーを独自で実施した際に、樅山がアポを取って初めてお会いし、木花相撲踊りについて教えていただきました。あれから徳永さんが企画してくださったことで、五ヶ瀬相撲フュージョンに出演くださることになり、再会が実現し、本番に向けての打ち合わせをしました。昨年デモ演奏してくださった時のビデオや、Youtubeのローカル番組から、鶴見や野村が木花相撲踊りの音楽を楽譜にしていたので、ここに来る車の中でも猛練習し、いよいよ皆さんの前で披露、そして歌い手の釘元厚子さんも一緒に歌ってくださいました。体への吸収と一体感が半端なく、感激の共演の瞬間でした。五ヶ瀬相撲フュージョン本番では、木花相撲踊りの上演のほか、五ヶ瀬中等教育学校音楽選択4年生が野村とのワークショップで創作した≪木花相撲ロック≫とのコラボ演奏ができることになりました。

打ち合わせ後は、木花相撲踊り保存会代表の河野さんが、木花相撲踊りに縁のある近所の神社、熊野神社、加江田神社、木花神社を案内くださり、木花の神様達にご挨拶をすることができました。熊野神社では、宮司の田代さんから、木花相撲踊りは春祭り、夏祭り、秋祭りで奉納されることをお話してくださいました。その後は、青島神社にも参詣しました。青島の砂浜には、笛としてよく鳴るフジツボがたくさんあったので、音を出しながら散策をしたり、鬼の洗濯板と呼ばれる、自然にできた海岸の形状にも圧倒され、宮崎の大自然も満喫することができました。

夜は都城市に移動し、昨年のリサーチツアーでも利用した、幸福温泉に宿泊。

野村誠日記もあわせてご覧ください:

https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2025/12/16/000000

木花相撲踊りの皆さんとJACSHAの感動の再会
熊野神社で、田代宮司からお話をうかがう
加江田神社
木花神社
木花神社からの眺め
青島のフジツボ笛(息を吹き込むとよく鳴る)
青島の鬼の洗濯板をバックに、JACSHA野村、鶴見、樅山

スポアート 五ヶ瀬相撲フュージョン(2025年12月20日)

宮崎県五ヶ瀬町でのイベント「スポアート 五ヶ瀬相撲フュージョン」に出演します。宮崎市の木花相撲踊り、五ヶ瀬中等教育学校、こども相撲大会とのコラボです。木花相撲踊り保存会さんとは、昨年8月に初めてお会いし、五ヶ瀬中等教育学校4年生音楽選択の生徒さんたちとは、本番に向けて11月から何度かワークショップを重ねています。こども相撲大会の出場者も募集中です!!是非是非遊びに来てください。五ヶ瀬は自然がダイナミックで豊かでとってもいいところです!

令和7年 ひなたの文化活動推進事業
スポアート 五ヶ瀬相撲フュージョン
〜相撲を聞く・奏でる・うたうおどる・とる〜
2027年国スポ・障スポ「相撲競技」開催地五ヶ瀬町で、音楽・民俗芸能・スポーツ 相撲を多彩な表現で味わう1日

📅 2025年12月20日(土)
⏰ 14:00開演(30分前開場)
📍 五ヶ瀬町町民センター
🎫 入場無料 どなたでもどうぞ

出演: JACSHA・宮崎市木花相撲踊り・宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校4年生 音楽選択のみなさん

こども相撲大会も開催!→参加申込みはコチラより

主催 Createfields合同会社
後援 宮崎県
協力 アーツカウンシルみやざき・都城市町区相撲甚句踊り保存会・都城市谷頭相撲甚句踊り保存会・宮崎市木花相撲踊り保存会・五ヶ瀬町教育委員会

イベント詳細ページ:https://createfields.com/?p=869

2025年11月14日宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校訪問。音楽選択4年生(高校一年生)とワークショップ。
五ヶ瀬町町民センターは大自然がすぐそこに!!
2024年8月24日木花相撲踊り保存会の皆様と交流

大分滞在五日目 コンサート本番

大分滞在五日目の7月22日は、いよいよiichiko音の泉ホールにて「新・感・覚コンサート」コンサート本番🎶

鑑賞支援付きコンサートということで、手話通訳、字幕、要約筆記、展示プログラム、各大文字プログラム、イヤーマフ、Ontenaなどの、さまざまなサポートで音楽を楽しむことができました。

鑑賞支援のさまざまなサポート
オンテナ
イヤーマフ
舞台下手の手話通訳。打ち合わせの時から、大変勉強させていただきました。

1時間のコンサートのプログラムは、〈一番太鼓〉で始まり、〈はね太鼓〉で終わる、「相撲太鼓」「相撲甚句」「相撲神事」「むすび」のコンセプチュアルな四部構成。

プログラム:

第一部:相撲太鼓

1.《櫓太鼓〈一番太鼓〉》
演奏:日本相撲聞芸術作曲家協議会(打楽器)

🎶一番太鼓ワークショップ

2.《相撲聞序曲》
作曲:野村誠
演奏:野村誠(ピアノ)、鶴見幸代(ピアノ)、樅山智子(四股、譜めくり)

🎶腰割りと四股について

第二部:相撲甚句

3.《毛弓取り甚句》
作曲:鶴見幸代
演奏:筌口和実(ヴァイオリン)、鶴見幸代(ピアノ)、野村誠(譜めくり)

🎶3つの相撲甚句歌い比べ
〈竹野相撲甚句〉〈町区相撲甚句踊〉〈大相撲の相撲甚句〉

4.《三声の相撲甚句インヴェンション》
作曲:日本相撲聞芸術作曲家協議会
演奏:筌口和実(ヴァイオリン)、樅山智子(サクソフォーン)、野村誠(ピアノ、鍵盤ハーモニカ)、鶴見幸代(打楽器)

第三部:相撲神事
🎶日本各地に伝わる相撲神事の紹介

5.《真砂子ノ儀〜大分夏の段〜》
作曲:樅山智子
演奏:筌口和実(ヴァイオリン)、野村誠(ピアノ)、鶴見幸代(三線)、観客(声)

結び:いつまたどこで会えるやら

6.《はやし唄〈折角なじんだ〉》
演奏:日本相撲聞芸術作曲家協議会(声)

7.《櫓太鼓〈はね太鼓〉》
演奏:筌口和実(ヴァイオリン)、日本相撲聞芸術作曲家協議会(打楽器)

配布プログラム

どのような進行であったか、下記は写真付きレポです。

写真提供:©大分・iichiko総合文化センター

第一部:相撲太鼓
1.《櫓太鼓〈一番太鼓〉》では、相撲の太鼓そのものは用いずに、コンサートのセールスポイントである「相撲をテーマに作曲された音楽を西洋楽器で奏でます」ということから、大太鼓、シンバル、スネアドラム、トライアングルでの賑やかな〈一番太鼓〉で幕開け!

一番太鼓:スネアドラム(鶴見)
一番太鼓:大太鼓、シンバル(野村)
一番太鼓:トライアングル(樅山)

🎶一番太鼓ワークショップ
このあと、相撲太鼓ワークショップをしました。高砂部屋の呼出し邦夫さんから教わった、一番太鼓のリズムから、
トントンストン(右右左)
トントンストン(右右左)
トントンストン(右右左)
トントトン(右右左)
ストニコ(左)
までを字幕付きで、膝を叩いたり、声に出したりして観客の皆さんと演奏しました!

一番太鼓ワークショップ。字幕付き。ストニコも決まりました!

2.野村誠作曲《相撲聞序曲》では、野村&鶴見ではお馴染みのスタイル、椅子には座らずに、腰割りの姿勢での連弾演奏。一番太鼓のトントンストンのリズムが出てくる作品なので、譜めくりの樅山も、曲に合わせてトントンストンと体で演奏したり、四股を踏んだりして、曲の最後には3人同時に立ち合うという、JACSHA3名共演による《相撲聞序曲》が実現!

《相撲聞序曲》

第二部:相撲甚句
3.鶴見幸代作曲《毛弓取り甚句》では、地元大分で大人気の若手ヴァイオリニスト、筌口和実さんとの共演が実現!

《毛弓取り甚句》

🎶3つの相撲甚句歌い比べ
〈竹野相撲甚句〉〈町区相撲甚句踊〉〈大相撲の相撲甚句〉

《毛弓取り甚句》は、竹野相撲甚句を元に作られた曲です。そこで、3つの相撲甚句を歌い比べコーナーをしました。鶴見が兵庫県豊岡市竹野町に伝わる〈竹野相撲甚句〉を、野村が宮崎県都城市庄内町に伝わる〈町区相撲甚句踊〉を、最後に全国で歌われる〈大相撲の相撲甚句〉を樅山が披露致しました。また、相撲甚句にはなくてはならない、「ハードスコイドスコイ」「トコドスコイドスコイ」「ホイ!」の合いの手を、観客の皆さんと一緒に演奏しました。

まずは合いの手を元気に練習!
〈竹野相撲甚句〉を鶴見が披露
〈町区相撲甚句踊〉を野村が披露
〈大相撲の相撲甚句〉を樅山が披露

4.JACSHA作曲《三声の相撲甚句インヴェンション》は、歌い比べた3つの相撲甚句〈竹野相撲甚句〉〈町区相撲甚句踊〉〈大相撲の相撲甚句〉を同時に演奏する楽曲です。それぞれは違う旋律で、合いの手「ホイ」のタイミングもずれていくのですが、伝統的には重なることのない、3つの相撲甚句を重ねて聞いてみると、ルーツは同じ相撲甚句なのだろうなと感じます。全国には、他にまだまだいくつもの相撲甚句があるので、これからどんどん重ねていきたいと思います。

《三声の相撲甚句インヴェンション》ステージを全面使って、それぞれの相撲甚句のメロディがよく聞こえるように工夫した。上手にあるスクリーンに要約筆記が映し出される。
筌口さんのヴァイオリンで〈竹野相撲甚句〉
野村の鍵盤ハーモニカで〈町区相撲甚句踊〉
樅山のアルトサクソフォーンで〈大相撲の相撲甚句〉
鶴見の大太鼓とシンバルで、3つの相撲甚句の合いの手「ドスコイドスコイ」と「ホイ」

第三部:相撲神事
これまでJACSHAが訪れたりリサーチをしたことのある、日本各地の相撲にまつわる神事の紹介をしました。兵庫県養父市の「ネッテイ相撲」、西脇市の「なまずおさえ神事」、愛媛県今治市の「ひとり相撲」、鹿児島県南さつま市の「ガラッパ相撲」、大分県中津市の古要神社に伝わる「傀儡子の舞と相撲」、埼玉県さいたま市岩槻区に伝わる「古式土俵入り」など。それぞれの神事に見られる、特有の所作を簡易に披露しました。

樅山の相撲神事のお話と同時進行で、野村と鶴見が所作のパフォーマンス。これは「ネッテイ相撲」

5.樅山智子作曲《真砂子ノ儀〜大分夏の段〜》では、埼玉県さいたま市の岩槻区に伝わる「古式土俵入り」の体験からインスピレーションを受けて作られた、観客参加型の作品です。「行列」「夏」「鈴」の3つのシーンの音を、観客の皆さんの声で練習し、最後に楽器の演奏も加わった本番では、壮大でスペシャルな音楽となりました!

《真砂子ノ儀〜大分夏の段〜》「行列」の練習
《真砂子ノ儀〜大分夏の段〜》「大分の夏」をイメージした観客の声の演奏に耳を澄ます。

結び:いつまたどこで会えるやら
今日出会った皆さま、この五日間に出会った皆さまに感謝し、将来は《オペラ双葉山》を大分で実現したいことをお約束して、グランドフィナーレです。

6.《はやし唄〈折角なじんだ〉》
7.《櫓太鼓〈はね太鼓〉》

相撲甚句〈当地興行〉のはやし唄ではお馴染みの〈折角なじんだ〉、そして、西洋音楽打楽器に筌口さんのヴァイオリン演奏も加わっていただいての〈はね太鼓〉で千穐万歳。最後の最後は柝(拍子木)で締めて、「新・感・覚コンサート」は滞りなく終演いたしました🎶

〈はね太鼓〉
終演後に、JACSHAと筌口さんと、ステージで記念撮影

写真提供:©大分・iichiko総合文化センター

詳しくは、野村誠作曲日記でお読みください!
https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2025/07/22/000000

コンサートの模様は、OBS大分放送のニュースで放送されました。こちらもご覧ください!
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/obs/2061273

 

大分滞在四日目 潔き聖母の家WS

大分滞在四日目の7月21日は、iichiko総合文化センターと、おおいた障がい者芸術文化支援センターのコーディネートで、臼杵市の自然豊かなロケーションにある、障がい者支援施設「潔き聖母の家」へ訪問させていただき、体育館でワークショップを行いました。施設利用者さん、スタッフ合わせて25名くらいの方がご参加くださいました。

ワークショップの内容は、翌日22日のコンサートで演奏する曲を聞いていただいたり、作品に声で参加していただいたり、一緒に相撲太鼓のリズムを演奏したり、四股を踏んだり、四股に合わせて楽器を演奏したりして楽しみました。思いがけず始まった、樅山vs鶴見、樅山vs野村の相撲の取り組みでは、楽器で応援してくださったので、とても盛り上がりました🎶

施設にあるピアノ、大太鼓、中太鼓、小太鼓、木琴、和太鼓、タンブリン、カスタネットなどのたくさんの楽器、スタッフの明石さんが持ってきてくださったトーンチャイムをお借りすることができ、ゴージャスな合奏となりました🎶

皆さんとても終始積極的で、太鼓を叩きにきてくれたり、四股を踏んだり、声を出してくれて、予想以上に興奮の相撲聞セッションの1時間となりました。終演後は、「楽しかった〜また来てね〜」とたくさんの方が言いに来てくれて、お名残り惜しかったです。藤田さんはじめ、施設のスタッフの方々からは、初めて見る表情があった、前に行って太鼓を演奏するなんて驚き!などのご感想もいただき嬉しかったです。また行きたいです🎶

夜はiichiko音の泉ホールにて、翌日のコンサート本番に向けてみっちりがっちりホールリハーサル。めちゃくちゃよく響くホールで気持ちよく、本番がとても楽しみとなりました。

詳しくは、野村誠作曲日記でお読みください!

https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2025/07/21/000000

三声の相撲甚句インヴェンション
太鼓で楽しくセッション
たくさんの打楽器でセッション
一緒に四股!

 

アップライトピアノは全開で演奏

大分滞在三日目 双葉山の生地へ

大分滞在三日目の7月20日は、iichiko総合文化センター八坂さんのコーディネートで、「新・感・覚コンサート」の広報とリサーチを兼ねて、第35代横綱双葉山の生地、宇佐市へ。双葉山の記念館「双葉の里」でさまざまな資料を鑑賞し、すぐ裏手にある双葉山の生家にも訪れました。

その後、教覚寺の住職さんである、双葉山の研究者である平田崇英さんを訪ねました。平田さんは、宇佐市出身の偉人を研究する「豊の国宇佐市塾」の代表として、双葉山を研究されています。JACSHAにとって双葉山といえば、ライフワークとしている「オペラ双葉山」です。これは、JACSHAの師匠である、元・一ノ矢さんからの影響が大きいのですが、今回は同郷の研究者としてのお話をたっぷりとうかがえて感無量でした。いつしか一ノ矢さんと平田さんとの対面が叶うことを願いました。また、塾の研究から、作曲家の清瀬保二氏も宇佐市出身であることを知りました。

夜は、iichiko総合文化センターのリハーサル室で、コンサートのリハーサル。おととい、昨日と、一曲ずつを細かく練習できたので、今夜は全曲を順番に通しました。コンサートの売りは、「相撲をテーマに作曲された音楽を西洋楽器で奏でます」なので、ピアノやヴァイオリンの演奏以外にも、大太鼓、スネアドラム、シンバル、トライアングルなどの西洋音楽に使用される打楽器を、iichikoグランシアタ・ジュニアオーケストラからお借りできたため、相撲太鼓などの演奏に活用できてとても楽しく、相撲聞音楽がより一層拡張されて凄いです🎶

詳しくは、野村誠作曲日記でお読みください!
https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2025/07/20/000000

大分県宇佐市「双葉の里」入り口にて
双葉の里入り口にそびえる、超60連勝力士碑。双葉山の手型に合わせるのむろん、白鵬の手型に合わせるもみー。
双葉の里にも、コンサートのポスターが!!
双葉山の生家、入り口にて
双葉山研究者、平田崇英さんと。宇佐市の教覚寺にて。
野村誠作曲《相撲聞序曲》リハーサル。プリモ:つるみん、セコンド:のむろん iichiko総合文化センターリハーサル室にて。写真©大分・iichiko総合文化センター
鶴見幸代作曲《毛弓取り甚句》リハーサル。ヴァイオリン:筌口和実、ピアノ:つるみん iichiko総合文化センターリハーサル室にて。写真©大分・iichiko総合文化センター
iichikoグランシアタ・ジュニアオーケストラの森次先生より、トライアングルの演奏法を詳しく教わる。

大分滞在初日、二日目 リハーサル、大分相撲甚句会

iichiko文化センター、音の泉ホールでの鑑賞支援つき「新・感・覚コンサート」に向けて、大分市に滞在中です。

大分滞在初日の7月18日は、夕方にコンサートでの手話通訳、要約筆記をしてくださる皆様との打ち合わせ。夜には共演するヴァイオリニスト、筌口和実さんとのリハーサルで初合わせ🎶

二日目の7月19日は、午前中に大分相撲甚句会の皆様との交流。相撲甚句の歌合戦をしたり、相撲の話、将来のコラボレーションのアイデアで盛り上がりました。午後は、ヴァイオリンの筌口さんがメンバーの弦楽トリオ(vn, vc, 箏)「水無月」のコンサートを県立美術館で鑑賞🎶夕方〜夜は、みっちりコンサートのリハーサル。

詳しくは、野村誠作曲日記でお読みください!
7月18日
https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2025/07/18/000000
7月19日
https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2025/07/19/000000

コンサートはいよいよ2日後となりました。たくさんの皆様のご来場をお待ちしております。

[鑑賞支援つき]
意外性の取組、ここに開幕!
「新・感・覚コンサート」
〜相撲をテーマに作曲された音楽を西洋楽器で奏でます〜

2025年7月22日(火)14:00開演
iichiko音の泉ホール(大分市)
https://emo.or.jp/event/9848/

三声の相撲甚句インヴェンションのリハーサル
大分相撲甚句会の津留会長、古原幹事長
鶴見作詞作曲の双葉山甚句を披露

大分合同新聞に掲載

大分市iichiko音の泉ホールでの、「新・感・覚コンサート」まで2週間を切りました!

コンサート特設ページ↓↓
https://emo.or.jp/event/9848/

6月25日の大分合同新聞には、コンサートについてのインタビュー記事が掲載されております。

https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2025/06/25/JDC2025061801517

大分にお住まいの方も、そうでない方も、是非是非楽しみにいらしてください!すでにたくさんのご予約をいただいているようでありがとうございます。ご予約がまだの方はお急ぎください!!!

掲載されているプログラムのほか、相撲太鼓リズムの演奏や体験、各種相撲甚句の披露や解説など、楽しめる相撲聞音楽をたくさん準備しています。

[鑑賞支援つき]
意外性の取組、ここに開幕!
「新・感・覚コンサート」
〜相撲をテーマに作曲された音楽を西洋楽器で奏でます〜

2025年7月22日(火)14:00開演
iichiko総合文化センター https://emo.or.jp
iichiko音の泉ホール(大分市高砂町2-33)
チケット:500円
※2歳から入場可
(指定席・自由席どちらも取り扱いあり・介添者1名は無料)

意外性の取組、ここに開幕!「新・感・覚コンサート」(2025年7月22日)

JACSHA2025年夏のコンサートのご案内🎶
なんと!ついに!双葉山の生誕地、大分県デビューでございます!!!
地元のヴァイオリニスト、筌口和実さんとの共演で、JACSHAの相撲聞芸術作品を、鑑賞支援付きでお届け致します。チケットは、友の会先行発売が5月15日、一般発売が5月22日からです。大分の皆さま、九州の皆さま、是非是非お出かけください🎶

[鑑賞支援つき]
意外性の取組、ここに開幕!
「新・感・覚コンサート」
〜相撲をテーマに作曲された音楽を西洋楽器で奏でます〜

2025年7月22日(火)14:00開演
iichiko総合文化センター https://emo.or.jp
iichiko音の泉ホール(大分市高砂町2-33)
チケット:500円
※2歳から入場可
(指定席・自由席どちらも取り扱いあり・介添者1名は無料)

◉出演
ヴァイオリン:筌口和実(うけぐち なごみ)
作曲・演奏(ピアノ、サクソフォーン、鍵盤ハーモニカなど):
日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)
(にほんすもうぶんげいじゅつさっきょくかきょうぎかい じゃくしゃ)

◉プログラム
三声の相撲甚句インヴェンション
(作曲/日本相撲聞芸術作曲家協議会):ヴァイオリン、サクソフォーン、鍵盤ハーモニカ
毛弓取り甚句 (作曲/鶴見幸代):ヴァイオリン、ピアノ
相撲聞序曲 (作曲/野村誠):ピアノ連弾
真砂子ノ儀 (作曲/樅山智子):任意の楽器と観客の声
ほか

【鑑賞支援ってなに?】
障がいがある人もない人も、子どもから大人までが、劇場という非日常の空間を体験できるプログラムです。舞台鑑賞をみんなで楽しみませんか?各種鑑賞支援を用意して、みなさんのご来場お待ちしています。

<予約不要>
手話通訳/字幕/要約筆記/補助犬用簡易トイレ/場内明るめ/音量小さめ/点字プログラム/特別鑑賞室(客席後方にあるガラス張りの部屋)/拡大文字プログラム 座席補助シート(チャイルドシート)

<事前予約制(先着順)>
イヤーマフ/車いす席/ヒアリングループ席/Ontena〈オンテナ〉

<ご予約方法>
[TEL]097-533-4004
※10:00-17:00
※土日祝を除く
[メール]kikaku@emo.or.jp
[FAX]097-533-4009

◉チケット発売
友の会びび2025年5月15日(木)10:00~
一般2025年5月22日(木)10:00~

◉チケット取扱場所
<インターネット販売>
iichiko総合文化センターホームページ https://emo.or.jp
<プレイガイド>
iichiko総合文化センター1Fインフォメーション
チケットぴあ Pコード:295-305
ローソンチケット Lコード:84936
トキハ会館3階プレイガイド 097-538-3111
トキハ別府店 0977-23-1111
ヱトウ南海堂 097-529-7490

※やむを得ない事情により、曲目及び公演内容や出演者が変更される場合があります。
※プログラムの曲順は未定です。
※ご購入されたチケットの変更、キャンセルは公演中止の場合を除きできません。

◉お問合せ
iichiko総合文化センター[(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団]
[TEL] 097-533-4004(10:00-17:00 ※土日祝を除く)
[FAX] 097-533-4009
[メール] kikaku@emo.or.jp
https://emo.or.jp

<主催>
iichiko総合文化センター [(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団]
おおいた障がい者芸術文化支援センター
<特別協賛>
三和酒類株式会社
<後援>
大分県、大分県教育委員会、大分合同新聞社
<助成>
文化庁文化芸術振興費補助金 (地域の中核劇場・音楽堂等活性化事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

iichiko総合文化センター年間ラインナップ2025にも掲載🎶