7名参加。東京、神奈川、埼玉、茨城、京都より参加。本日のカウントは、相撲大事典よりうるさ負け〜かえり入幕、2016年11月21日JACSHAフォーラム「呼出しについて」、月刊相撲5月号附録全相撲人名鑑より境川部屋吉野〜高田川部屋松ヶ島、鶴の恩返し、日本語の数字(若尾文子、魚屋)、譜読み、全員のカウントで1000回。
昨日からJACSHA鶴見が読み始めた相撲大事典の、今日の気になった語句は「江戸の大関より土地の三段目」。大関よりも地元出身の下位力士のほうを応援した、郷土ファン気質を表現した言葉。
JACSHA野村が書き起こして音読をしているJACSHAフォーラムは、質疑応答の続き。作曲家として相撲のどこに惹かれるのかというシメの質問に対して、野村は「相撲の謎に突っ込んでいくことが、また新しい音楽の謎に突っ込んでいくことである。呼び出しさんが一斉に集まってみんなで歌ったらどうなるだろうってことを考えただけでも、いろいろ空想するとつきることはない」、JACSHA樅山は「聖と俗を自由に行き来するような音楽を作りたい」、鶴見は「相撲取りという職業に惹かれる」と答えていた。昭和の頃、男子が通過儀礼として相撲を取って成長していったように、JACSHAも謎解きのための通過儀礼、イニシエーション中であるのかもしれない、という結論でこの回のフォーラムは終了した。野村は隅田川沿いのホテルをチェックアウトして本番会場へ向かった。
呼出しハンコ職人のサトさんによる、全相撲人名鑑カウントは、遂に佐渡ケ嶽部屋の「琴責の段」を迎えた。(詳しくは、8/30 四股1000 百二十五日目 動物の四股祭参照)。相撲部屋の中で最高人数37名の現役力士全ての四股名に「琴」がつく。高砂部屋の「朝責の段」も。23名中18名の四股名に「朝」が付く。
四股1000は、カウントする人のテンポで四股を踏んでいくが、そうじゃなくてもよい。打楽器奏者の神田さんは、やっちゃんが読む「鶴の恩返し」中は、5カウントで3回くらいと、ちょっと遅めに踏んでいたそうだが、例えば北の湖スタイルのストレッチ付き四股で、非常にゆっくりじっくり踏み続けるなど、参加者それぞれのテーマに沿って踏み、四股1000そのものがポリリズム四股となるのは、相撲部屋の四股の稽古風景と近くなるのではないかと気づいた。佐川流四股をベースに、そろそろ自分の四股スタイルが見つかる時期なのかもしれない。