7名参加。東京、神奈川、埼玉、茨城、京都、新幹線より参加。本日のカウントは、相撲大事典より合口(あいくち)〜売り込み、月刊相撲5月号附録全相撲人名鑑より大嶽部屋吾郎〜境川部屋大石、いろはにほへと、「説経節」解説(坂口弘之)、足裏のツボ、日本語の数字(餅)、全員のカウントで1000回。
JACSHA鶴見は、昨日のページめくり四股に触発されて、相撲大事典の最初の語句から読み上げるカウント。初めて聞く語句もあり、印象深かったのを紹介。「一段違えば虫けら同然 一枚違えば家来のごとし」。番付によって待遇がガラッと変わる相撲界の厳しさを表した文句だ。次に「あんこ型」。丸々とした力士を「あんこ型」というが、アンコウの丸い腹から連想された表現である。しかし、鶴見はずっと、まんじゅうのあんこのことだと思っていたらしい。それに対して「ソップ型」は、筋肉質で痩せ型力士のこと。さらに「ソップ」とはオランダ語で「スープ」のこと。事典を手元に置いておくと、関連した言葉をどんどん調べてしまう。JACSHA事典もいいかもと、JACSHA野村から提案がある。
評論家の松平あかねさんは、足裏のツボについてカウント。四股は足裏と地面の対話でもあり、足裏への意識は大変重要だ。足の指の付け根にも、目や耳のツボがあるのだが、小指の付け根が地面に付きにくいなど、四股の一歩ごとに足裏の細かなところに気付いていく。
野村は、京都から東京へ向かう新幹線から参加。椅子に座りながらの四股、首を左右に振りながらの首四股をしていた。そろそろ富士山が見えるだろうか?と言ったところで、富士山という四股名があるかどうかの話題になった。過去現在と、富士櫻、千代の富士など、四股名の一部に「富士」が入る力士は多く、9月場所の現役力士では24名いる(うち14名が伊勢ヶ濱部屋)。富士山そのものを調べてみると、1名いらっしゃった。富士山(ふじやま)。山口県出身、宮城野部屋。昭和34年5月初土俵、最高位三段目の力士だ。本名の藤山から富士山となったようである。ずばり「富士山」そのものが四股名になるのは勇気がいることだろう。これまで1名しかいないのが、日本一の最高峰の山の名前をおいそれと四股名として付けられない、と想像する。筑波山(つくばさん)は、江戸時代から昭和にかけて3名いた。現役力士には、9月場所で初土俵から3場所目となる立浪部屋の筑波山(つくばやま)がいる。茨城県つくば市出身。18歳と若いので、これから大いに活躍して欲しい。