7/11 四股1000 七十五日目 作曲家

 12名参加。東京、茨城、京都、沖縄より参加。ストレッチ(腕伸ばし、背伸び、伸脚)、セカンドポジションでドゥミプリエ(腰割り)、ルルベ、ファーストポジションでドゥミプリエ、ルルベ、グランプリエ(蹲踞)→ドゥミプリエを通過して四股の構えから、手を合わせて気持ちを落ち着かせてから開始。本日のカウントは、日本語の数字(黙想、鈴いっぱい)、相撲甚句「四十八手」、コンサート「日本の現代音楽、創作の奇跡」のパンフレット、「音楽用語もの知り事典」(久保田慶一著)よりハーモニー、オランダ語の数字、三橋美智也「達者でな」、ソーラン節、木村朝之助さんとJACSHAのトーク「岩槻と相撲と音楽2017」、「説経節」(伊藤比呂美現代語訳)、のカウントで1000回。

 映像作家の山城さんから「ネッパツ」という言葉を聞く。沖縄で発熱を意味するらしい。文字が逆転してネッパツと言われる。かっこいいので、ネッパツに倣って「モースーのコーシー」「コーシーかいせん」といった、四股1000メンバーにしか分からないような、隠れ四股たん用語が発明される。

 JACSHAの作曲家メンバー3人とも相撲好きである、というのがJACSHAの原点であるが、相撲好きの作曲家はJACSHAに始まったことではない。三善晃氏、池辺晋一郎氏を始め、なぜか作曲家には相撲好きは多く、かつて、相撲の取組と作曲がコラボするテレビ番組があったなど、歴代作曲家の相撲好き伝統があってこその、JACSHAである。JACSHA鶴見が初めて国技館で大相撲観戦をしたのは、大学時代の作曲科の学生4人だったというし、JACSHAが結成された日は、2008513日の大相撲五月場所観戦日だ。JACSHAと交流がある同世代の作曲家にも相撲ファンは多い。

 評論家の松平あかねさんが読んだ、昨夜のコンサートのパンフレットで、衝撃の先輩作曲家、田中利光(1930)氏を知る。ご自身も相撲をしていたらしく、氏のコンサートにはお相撲さんが観客として来場していたという。ガチもんの先輩JACSHAである。お写真で見るお姿も、どこか親方風である。いつしかお会いできるだろうか。

四股ノオト
7/11 四股ノオト