7/9 四股1000 七十三日目 四股マット

  10名参加。東京、茨城、京都、大阪、福岡、沖縄より参加。ルルベ、ドゥミプリエ、壁の股割り、腰割りから開始。本日のカウントは、屋嘉節、日本語の数字(普、鈴付、爽)、「翻訳できない世界のことば」(サンダース著、前田まゆみ訳)、木村朝之助さんとJACSHAのトーク「岩槻と相撲と音楽2017」、「説経節」(伊藤比呂美現代語訳)、決まり手、石川県出身力士、湿っている阪神、のカウントで1000回。

 当たり前のことだが、四股は足裏で床を踏む。それゆえ、どのような床を踏むのかは重要な課題だ。JACSHA樅山は、出張先で踏んだホテルの床が恋しい。しっかりとした構造の上に敷かれた硬いカーペットの床で四股を踏むと、骨にズシンと来たそうだ。自宅はフローリングで、裸足で四股を踏むと、すぐにマメができてしまう。骨より先に皮膚に来てしまうのだ。絨毯の上で踏んでみたが、絨毯がフローリング上で滑って動いてしまうし、靴下を履いてフローリングで踏んでみても、やはり足が滑るので、骨には響かない。そこで、メンバーのみなさんに床事情を調査。畳、あじろ、コルクのタイルカーペット、フローリング、暑くなる前はフカフカカーペット。感触は、柔らかいと膝に来てしまうので硬いほうがいい、ジャワ舞踊も硬いほうがいい(そもそも大理石の上で上演される舞踊らしい)など、硬派な床が人気のようだ。

 お相撲さんは土を踏む。フワフワの柔らかい畑の土で四股を踏んだことのあるJACSHA野村は、ズボッ、ズボッ、と沈んでいくようだったという。それは土俵の根源だろう。土俵作りは、盛られたフワフワの土を何遍も踏み続けて固めていく。ということは、土間のように、土の床が望ましいのだが、現代生活では簡単ではないので、体幹トレーニング用のバランスディスクのように、四股専用カーペット、四股マットが欲しくなってくる。滑らない、骨に響く、いい音のする、土のような、持ち運びが出来る、四股マット。

 土だとしても、お相撲さんの始めの頃は、マメができたり皮がズル剥けしながら稽古を重ね、だんだんと足裏の皮が厚くなり、鰹節のように山盛りに削ってケアをするという。四股を踏み続けていれば、皮膚も鍛えられていくだろう。

 足裏は、四股に限らず体の健康維持にとって大事な部分だ。石神さんから、足のグーチョキパー(お風呂で10回がおすすめ)、JACSHA世話人里村からは、ゆびのば体操を教わった。ちょっとやっただけで体が大分活性化するような気がした。これまで、四股1000を通していろいろな体の部分を知り、意識をして動かしてきた。四股は全身を繋げるものなんだと実感する。これからも、未知の体の発見をするのが楽しみだ。

四股ノオト
7/9 四股ノオト