8/21 四股1000 百十六日目 命がけの音

 8名参加。東京、茨城、京都、大阪、沖縄より参加。番付表イエーイ壁の股割り、理想の蹲踞、からのドゥミプリエ、ルルベの繰り返し(入間川部屋伸脚運動風カウント付)、腰割りとイチロースタイル肩入れより開始。本日のカウントは、でんさ節、「時の声」(松井茂)20161120JACSHAフォーラム、「説経節かるかや」(伊藤比呂美現代語訳)、日本語の数字、「似顔絵ルーヴル うちなぁ顔役 第53回ジョン・カビラさん」(2020820日琉球新報副読紙レキオ)、全員のカウントで1000回。

 準備運動はJACSHA野村がリードする。理想の蹲踞(グランプリエ)からルルベへ向かう過程でドゥミプリエを通過するが、入間川部屋伸脚運動風のカウントを聞きながらやると(8/20 四股1000 百十五日目四股ソナタ参照)、ドゥミプリエをしっかり意識することができ、いつもに増して負荷を感じる準備運動であった。カウントのニュアンスはやはり大事なのだ。

 JACSHA野村が連日音読しているJACSHAフォーラムでは、生活がかかっている命がけで出てくる音、社会的な機能を持つ音に興味があるという、相撲の真剣なノンフィクションの側面と、一方で横綱の発明などの、見せる工夫や権威づけとしての演出されたフィクションの側面の、両方がおり混ざっている相撲の魅力について話されていた。

 どっしりとしたカウントをした、コントラバス奏者の四戸さんは、自分がカウントすると四股に集中できず、もし1000回を一人でカウントしてやったら全然集中できない1000回になるかもしれないと言っていた。毎日やるコントラバスのスケール練習では、日ごとに課題を変えて行うので集中するという。大事なポイントだ。また、スケールの上行では天国に行くイメージ、下降では光が降りてくるイメージ、を教えてくれた。四股や腰割りにも活かせそうである。