8/5 四股1000 百日目 サガリバナさがり

 7名参加。東京、茨城、京都、沖縄より参加。ルルベ、ドゥミプリエ、グランプリエ、壁の股割り、腰割りより開始。本日のカウントは、サガリバナ(白井明大詩、鶴見幸代曲)、日本語の数字、2016126JACSHAフォーラム、「説経節かるかや」(伊藤比呂美現代語訳)、「初代高砂浦五郎〜高砂浦五郎を賜るの段」(原案:松田哲博、作曲:野村誠)より語り部分、全員のカウントで1000回。

 JACSHA鶴見は、オリジナル曲の「サガリバナ」の歌三線でカウント。沖縄以南の地域で、一夜だけ咲く、フェロモン漂う良い香がする花だそうだ。フワフワした花弁のいくつもが枝から垂れ下がるようにして咲くのでサガリバナというらしい。そこでJACSHA野村はサガリバナのさがりを思いつく。サガリバナさがり。力士がまわしにつける現在のさがりは、かつては化粧回しだったのが、簡略化されて現在のような棒状のものとなっているが、時代を逆行して少し飾り気をだし、ちょっともぞもぞするかもしれないが、いい匂いのサガリバナさがりを付けた夜の相撲を是非見てみたい。

 地歌奏者の竹澤さんは、日曜日に初演となる「初代高砂浦五郎〜高砂浦五郎を賜るの段」の語り部分を練習として演奏下さった。歴史物のような内容も、浪曲の語り口調も、昔からあるような伝統曲に聞こえるのだが、一ヶ月ほど前に出来上がった作品だというので、とても不思議な感じだ。竹澤さんと作曲した野村による作品作りの話を聞きながら、さらに歴史の渦中のなかにいるような感覚になる。野村の楽譜は五線譜で、それを三味線の楽譜に竹澤さんが丁寧に書き起こし、それを見るためにコンタクトレンズを新調した。鶴見の「サガリバナ」も、初演時の共演者が三線用に丁寧に書き起こし、小さいので大きくコピーして見やすくした。ピアニストの平良さんは、楽譜を見るのに眼精疲労になるので、四股でほぐしているという。楽譜を見る演奏家にとって目はとても大事だ。

 そして今日は遂に四股1000を始めて百日目。おめでとう四股。およそ十万歩四股を踏んだことになる。

四股ノオト
8/5 四股ノオト