9名参加。東京、神奈川、茨城、京都、沖縄より参加。ルルベ、ドゥミプリエ、グランプリエ、壁の股割り、腰割りより開始。本日のカウントは、8月3日日刊スポーツ朝刊、日本語の数字、「疲れない体をつくる免疫力」(安保徹著)、2016年12月6日JACSHAフォーラム、「説経節かるかや」(伊藤比呂美現代語訳)、六月ウマチーについて、わらべ唄(高畑勲作詞作曲)、茶音頭の朗読、全員のカウントで1000回。
七月場所が終わったので、相撲観戦はなく、四股1000の雰囲気はそれ以前に戻った感じ。JACSHA鶴見は、昨日の日刊スポーツ紙の、照ノ富士優勝で終えた七月場所特集を、稽古中の親方のように紙面を開いて読みながらカウント。怪我や病気で休場が長引き、大関から序二段まで降格してまで苦しんだ末に勝ち取った幕内最高優勝はとんでもない偉業である。場所中の四股1000は、だいたい序二段の取組を見ていたので、照ノ富士がここにいたイメージがしやすいとJACSHA野村はいう。それと比較して幕内の取組を見ると、相撲のスピードが早くなり、情報量が多くなると野村とJACSHA世話人里村はいう。JACSHA鶴見は、十両から幕内に上がったときはスピードが違うと力士が言っていたのを聞いたことがあるというし、四股1000をしながら序二段の実況を何度かやってみて、結構できるじゃん!と思っていたのは、序二段ではまだ追いつける相撲の攻防は、幕内になると同時にいろいろなことが起こっているので、かなり難しいことなのであると気づいたようだ。
評論家の松平あかねさんが読んでくれた、「疲れない体をつくる免疫力」に書かれている、免疫力を高める簡単体操が、四股に似ていると紹介くださった、腰なでなで体操を試してみる。四股で軸足の腰から腿を、腕を真っ直ぐに下ろすようにしてなでる。とても簡単でジワジワ気持ちいい。四股をするときに腿をパチンと叩くのはお相撲さんによく見かけるが、なでるのは新鮮な感じがする。と思いきや、腰をなでるのは、ねってい相撲や笹踊りにも見られる所作であるとJACSHA樅山が指摘し、免疫力を高めることと合わせて、他の意味も何かありそうである。
打楽器奏者の神田さんは、山登りをする際に、バテると四股1000のように、自然と100回カウントする癖がついたのだそうだ。100歩の山登りというのは結構進むらしいので、前進できるカウントを研究したいということだ。神田さんのカウントは、四股を踏みやすく、さすが打楽器奏者だなぁといつも思うので、是非研究を進めてほしい。また、七月場所を国技館で生観戦の際に、筋肉痛になるほどたくさんした拍手によって、肩の可動域が広くなったそうだ。カウントや拍手という何気ないシンプルな行いの繰り返しによって、体によりよく影響する発見は、四股1000にも通ずるものである。