8/15 四股1000 百十日目 ひざまづき

 8名参加。東京、埼玉、茨城、京都、沖縄より参加。理想の蹲踞、からのドゥミプリエ、ルルベの繰り返し、腰割り、腰割りのイチロースタイル肩入れより開始。本日のカウントは、こいなゆんた、「時の声」(松井茂)、日本語の数字、 絵のない絵本(アンデルセン著)より第一夜、 「沖縄風景」「夜」(:山之口貘)、「説経節かるかや」(伊藤比呂美現代語訳)、「ワンワンニャオニャオ」(作歌:葛原しげる、作曲:宮城道雄)、崎山ゆんた、ドイツ語の数字、全員のカウントで1000回。

 初参加となった、呼出しハンコ職人のサトさんは、1000回はあっという間だった、左と左膝が弱いと感じたそうである。膝の話題から、膝が成長に追いつかず少し歪なまま大人になり、ひざまづきができない、成長痛はストレスからも起こる、膝小僧というくらいで、膝は顔にも見える、など、メンバーそれぞれの膝の特徴や、膝について思いを巡らせる。

 JACSHA鶴見が歌った「崎山ゆんた」は、鶴見が住んでいる首里の崎山ではなく、西表島の外れにある崎山村のことだそうだ。「崎山ゆんた」ではかつての専制時代の頃、八重山のいろいろな地域から崎山に強制移住と労働をさせられた、村建てと辛い生活を歌っている(1755年創建、1948年廃村)。今は人は住んでおらず、離島ではないが陸路がないため、ボートでしか辿り着けないが、鶴見は訪れたことがあるらしく、よくもこんな険しい山で開墾させられたものだと驚いたという(鶴見が訪れた時、実は一人住んでいた)。ピアニストの平良さんの朗読で山之口貘詩集を聞くと、沖縄の風景が浮かんでくるようである。「ひざまづき」は、沖縄では正座のことであると教えてくれた。

 地歌奏者の竹澤さんは、箏曲童謡第四集から、愉快な子供用の浪曲「ワンワンニャオニャオ」でカウント。箏パートは大人が演奏する想定で作曲されているので難しいが、歌は可愛らしく大変楽しいし、子供向けの浪曲という発想がいい。胡弓はワンワンと犬の鳴き声を模したところがあるらしい。子供向けの童謡四股集など、四股のための可愛らしい曲集を作るのもいいかもしれない。

 JACSHA樅山、やっちゃん姉妹が四股1000後の感想戦で食べていた、ヨーグルト&キウイ&蜂蜜が美味しそうだった。

四股ノオト
8/15 四股ノオト