11名参加。東京、神奈川、茨城、京都、福岡より参加。今朝早くの大きな地震の話をしながら、ルルベ、ドゥミプリエ、壁の股割り、腰割りから開始。本日のカウントは、さいたまトリエンナーレ2016千秋楽での、一ノ矢さんと呼出し邦夫さんとJACSHAの相撲聞芸術フォーラム「相撲道と作曲道2」より呼出し道、ポーランド語の数字(餅ver.)、バッハ「フランス組曲第1番」よりアルマンド、松井茂短歌作品集(和歌詠みver.)、さまざまな生き物(猫、犬、蛙、鳩、烏、人など)、「アリになった数学者」(森田真生著)、般若心経、日本語の数字(餅ver.)、全員のカウントで1000回。
JACSHA鶴見は鍵盤ハーモニカで、バッハのアルマンドを演奏した。バッハを聴きながら四股を踏むのは初体験かもしれない。昨日でたアイデアの、四股を踏みながら聴くコンサート「四股ンサート」をイメージしたという。最近は他のメンバーの数字カウントでも、数字音読の軽さや割り切り感に捉われないように、四股踏みの体感に合わせて、読む時の声色や抑揚に工夫があり、ネバっこい傾向がある。それも意識して、流れるようなアルマンドを選曲したらしい。アルマンドは舞曲の一種らしく、どんな踊りかは分からないが、四股でも踏みやすい音楽だ。それならばと、ガボット、クーラント、アヴェ・マリア、グレゴリオ聖歌など、四股踏みに合いそうな西洋音楽が挙げられた。テンポチェンジ稽古を始めた一週間前、箏曲「六段」でのカウント案が出たが、(6/18 四股1000 五十二日目テンポチェンジ参照)、「六段」は隠れキリシタンがグレゴリオ聖歌のクレドの伴奏として作ったと言われ、同時に演奏することができる。そして、現在の四股1000メンバーでアンサンブルが可能だ。禁止されてもキリスト教を信仰したい思いと、コロナ禍でもどうしても四股が踏みたい思いがリンクして、ゆるキャラ「隠れ四股たん」が爆誕。四股1000は、体をゆるめることがポイントなので、文字通りのゆるキャラである。「隠れ」には、インナーマッスルの意味も込められる。
箏奏者の竹澤さんは、ラスト100回の全員カウントのときに般若心経を唱えることが多いが、今日はカウント担当の時に、途切れ途切れの般若心経を唱えた。般若心経といえば、流れるようなメージしかなかったが、日本語的に漢字の意味を考えながら、一歩ずつ、一語一語が読まれていった。唱え方が変わると見える景色もだいぶ違ってくる。踏めば踏むほどに、今日もいろいろなことを発見した。