四股1000㊗️6周年と「四股1000ハーフ」

四股1000㊗️6周年と「四股1000ハーフ」開催(5月2〜5日)のお知らせ

コロナ禍の2020年4月28日からオンラインで毎日四股を1000回踏んでいる「四股1000」が6周年を迎えました!すもう×おんがく『ファソラシどすこい!タコどすこい!』のリハーサル前に6周年のお祝い四股1000を踏みました。

TACT FESTIVAL2026は今日4月29日より始まります。
JACSHAの「すもう×おんがく『ファソラシどすこい!タコどすこい!』は5月4、5日ですが、会期中に実は大事なもう一つのイベント「四股1000ハーフ」もあるんです。つまり、500回四股を踏みます!
5月2〜4日10:00〜は、東京芸術劇場シアターウエスト前のロワー広場、5月5日10:00〜は、東京芸術劇場前広場(野外)で実施いたします。

四股1000の四股スタイルは、師匠の一ノ矢さんから教わったもので、歩くくらいのステップによる小さな四股のため、体に負担なく行えます。500回は数としては膨大ですが、かかる時間は20分程度です。ですので、気軽にご参加ください!参加無料、オンラインでも実施します。ぜひ四股を踏みにきてください!!!

すもう×おんがく『ファソラシどすこい!タコどすこい!
◎同時開催!「四股1000ハーフ」ワークショップ
おすもうさんの基礎トレーニング「四股(しこ)」を1日のスタートに、一緒にやってみよう!JACSHAの3人が、誰でもできて、効果的な四股を教えてくれます。目指せ500回!

* 日時:5.2[土]~5.5[火・祝]10:00~10:30
* 会場:
東京芸術劇場 ロワー広場(B1F)※5.2[土]~5.4[月・祝]劇場前広場(1F) ※5.5[火・祝]

* 料金:無料(事前申込不要)
* 講師:日本相撲聞芸術作曲家協議会[JACSHA(じゃくしゃ)ー鶴見幸代、野村誠、樅山智子]

Screenshot

写真は2026年4月28日㊗️6周年オンライン四股1000と、
その後に行った、一ノ矢さん、工藤あかねさん、松平敬さんと行った通しリハーサルの四股レッスンシーン。

リハーサル前半戦

すもう×おんがく「ファソラシどすこい!タコどすこい!」

4月24日より、東京芸術劇場リハーサル室にて、すもう×おんがく「ファソラシどすこい!タコどすこい!」がはじまりました!舞台監督さんが、土俵をバミってくれました。出演の、工藤あかねさん、松平敬さん、一ノ矢さん、すがも児童合唱団が揃い、徐々に全貌がわかってきました。24〜26日のリハーサルの様子を少しお届けします。

TACT2026 ファソラシどすこい!タコどすこい!

愛のハバネラ甚句
ドーナツどなべ
四股レッスン
竹野相撲甚句の地、竹野の祝い旗による羽織衣装を作ってくださいました!
タコ怪獣の実験

相撲と音楽が出会うとどうなる!?(宮本明さん)

芸術劇場ジャーナルで、音楽ライターの宮本明さんが、TACTFESTIVAL2026すもう×おんがく「ファソラシどすこい!タコどすこい!」について記事にしてくださいました!公演に来られる方もそうでない方も、是非読んでください!!!

 

相撲と音楽が出会うとどうなる!?「ファソラシどすこい!タコどすこい!」の世界

プロモーションビデオ公開!

すもう×おんがく『ファソラシどすこい!タコどすこい!』

プロモーションビデオ公開!

TACT FESTIVALのコンセプトが、concerto for audienceということで、観客も声を出したり歌ったり四股を踏んだりして楽しめるコンサートとなっております。PVは、竹野相撲甚句のメロディで歌った、すもう×おんがく『ファソラシどすこい!タコどすこい!』の紹介ソングです。撮影は、本番会場の東京芸術劇場で行いました🎵

われらは相撲が大好きで
音楽つくるJACSHAです
ソプラノ バリトン コーラスと
相撲甚句に 三味線が ホイ
オーディエンスと 四股を踏んだら ノーホホホイ
エー TACT FESTIVAL ヨー
タコー どすこい!どすこい!

東京芸術劇場で撮影

2月のクリエーションレポ:その2

すもう×おんがく「ファソラシどすこい!タコどすこい!」
2月のクリエーションレポ:その2
〜すがも児童合唱団とクリエーション篇〜

今回のレポ「その2」では、2月にすがも児童合唱団と行ったワークショップとクリエーションについてお届けします。

レポ「その1」で書いたように、テーマの一つが「歌の伝承」なので、いろいろな相撲甚句をJACSHAが歌い、合唱団のみんなに聞いてもらったあと、うろ覚えで良いので、どんな歌だったか、どんなメロディだったか、どんな歌詞だったかをフィードバックしてもらう「歌の伝承ゲーム」をたくさんしました。

1回目のワークショップでは、
鶴見が歌った大相撲の相撲甚句からは、「いしやーきいもー、キャー!!」
野村が歌った木花相撲踊りからは、「ターコどすこい、えーびフライ」
樅山が歌った竹野相撲甚句からは、「うーつぼー、あしつぼー」「ドーナツ、ドーナツ、ドオーナツ、どなべ〜」

というように伝承され、ピアノ伴奏をつけてポップに楽しく歌ってみました。

2回目のワークショップでは、
木花相撲踊りの入場曲部分をJACSHAが歌い、伝承ゲームをしてみました。
鶴見が歌った1番からは、「ゆき ゆうき すてき きてき」
野村が歌った2番からは、「だんごはだんご わかれ まがれ われは」
樅山が歌った3番からは、「白髪が生えるまで 99歳」

というように伝承され、いろいろな雰囲気で伴奏をつけて歌ってみました。

ところで、相撲甚句のエッセンスとは何か。全国各地の相撲甚句の共通点として、「ドスコイ ドスコイ」という合の手が入っていることに気づきました。なんでもドスコイをつければ相撲甚句になるのではないか。というわけで、木花相撲甚句踊りからの伝承ゲームで出来た曲「ターコどすこい、えーびフライ」のメロディに合わせて、〇〇ドスコイを、合唱団の子どもたちにどんどん発案してもらい、次々と歌っていきました。

タコどすこい、イカどすこい、チョコどすこい、スライムどすこい、納豆どすこい、ランドセルどすこい、タブレットどすこい、なんでもどすこい、どすこいすごい、、etc.
などなど、身近にあるものにどんどんドスコイがつけられていきました。名付けて「万物どすこい」ソングができました。

その中で、「ドレミファソラシどすこい」が爆誕しました。
「ドレミファソラシどすこい、レミファソラシどすこい、ミファソラシどすこい、ファソラシどすこい、ソラシどすこい、ラシどすこい、シどすこい、ドすこい」と発声練習もできて、相撲甚句にもなって、四股も踏めるんです。

公演タイトルの「ファソラシどすこい!タコどすこい!」 は、このような経緯から付けられました。

3回目のワークショップでは、「万物どすこい」の発展版として、体を動かしながら歌っていると土俵入りになってしまう「土俵入り体操どすこい」も出来ました。

歌だけでなく、四股を踏んで床に置いてある楽器を鳴らしたり、ハンドベルや鈴を持ったムカデ(すり足)や土俵入りをしたり、ハンドベルや拍子木を持って行司や呼出しをしたり、「のこった、のこった」と声や楽器演奏での応援を入れながらの相撲の取組みもやってみました。合唱団のみんなは、相撲を取るのも大好きなようです。

すもう×おんがく「ファソラシどすこい!タコどすこい!」 では、こうして出来上がった歌をベースに、さらに作曲されたたくさんの歌が披露されます。すがも児童合唱団がたくさん活躍します。どうぞお楽しみにしてください💪

レポはまだまだ続くヨー✨タコ〜どすこいどすこい🐙🎵

木花相撲踊りを熱唱する野村と、真剣に聞いてくれているすがも児童合唱団の子どもたち
ハンドベルと鈴を鳴らしながらのムカデと土俵入り実験
土俵入り体操どすこいを考案中

すもう×おんがく「ファソラシどすこい!タコどすこい!」特設ページ:

https://www.geigeki.jp/special/tact2026-dosukoi/

2月のクリエーションレポ:その1

すもう×おんがく「ファソラシどすこい!タコどすこい!」
2月のクリエーションレポ:その1
〜工藤さん、松平さん、一ノ矢さんとクリエーション篇〜

TACT FESTIVAL 2026で5月4、5日に上演される『すもう×おんがく「ファソラシどすこい!タコどすこい!」』に向けて、2月2〜9日の1週間、東京芸術劇場の近隣に滞在してクリエーションを行いました。何をしていたか、ちょっとずつレポをお届けします。

今回のレポ「その1」では、出演の工藤あかねさん(ソプラノ)、松平敬さん(バリトン)、松田哲博さん(歌、四股/高砂部屋 元一ノ矢)と、本番会場である東京芸術劇場シアターウエストの下見と、リハーサル室で数日間に渡って行ったクリエーションについてお届けします。

シアターウエストは、客席の真ん中の面が土俵のようにせりあがるので、もちのろんということで、土俵のある舞台を作れるようにイメージを膨らませました。土俵は丸いので、相撲は360度どこからでも観戦できるのが魅力的ですが、360度の舞台の見せ方を考えるのはなかなか難しいことなのだなと思いました。この作品は、「歌の生まれる瞬間」というのもテーマの一つなので、工藤さんや松平さんに会場のいろいろなところで、いろいろな声を出していただく実験もしました。

本番には、もう一人の歌い手、宮崎県宮崎市から釘元厚子さんが出演されます。釘元さんは、宮崎市指定無形民俗文化財「木花相撲踊り」の歌(相撲甚句)と三味線を演奏されます。「木花相撲踊り」は、相撲甚句に合わせて相撲踊りをする芸能で、幕末〜明治初期に宮崎巡業に訪れた力士が居残って、木花地方の女子に教えたのが始まりなんだそうです。

そんな当時の甘ずっぱいエピソードをあれこれと夢想しながら、力士からの相撲甚句の伝承をシミュレーションしてみたいと思いました。リハーサル室にて、JACSHAと工藤さん、松平さん、一ノ矢さんとで、いろいろな歌の伝承実験をしてみました。一ノ矢さんが最初に相撲甚句を歌い始めて、少し聞いてから、誰か一人が真似して歌い、同じように次々に何人もで歌い回していく相撲甚句ディレイが出来ました。相撲甚句がちょっとずつ形を変えて歌い継がれていく。「歌の生まれる瞬間」と合わせて、「歌の伝承」もこの作品の大事なテーマの一つなので、すがも児童合唱団とのワークショップでも実践しました。(これはまた別の回のレポでお伝えします。)

また、「木花相撲踊り」の三味線や太鼓のリズムが、ビゼー作曲《カルメン》の「ハバネラ」のリズムと同じであることを発見したので、「ハバネラ」インスパイアによるクリエーションもしました。工藤さんが「ハバネラ」の歌を歌い始めて、相撲甚句と同じようにハバネラディレイ実験をしたり、「ハバネラ」の歌のリズムに相撲甚句の合の手「ハどすこい!」を乗せて歌うこともできるという、相撲甚句とハバネラのマッチングにも驚きました。

JACSHAはこれまで、全国各地に伝わる相撲甚句の地を訪ね、リサーチや創作を行ってきました。それらを全部重ねて歌ってみる、相撲甚句インヴェンション実験も行いました。

一ノ矢さんからは、相撲の基本である四股、テッポウについてもじっくりワークショップをしていただきました。一ノ矢さんはJACSHAの師匠であり、四股や相撲甚句を長年教わってきたわけですが、今回はさらに進化した体の使い方を教わり、タコのようなぐにゃぐにゃとした相撲は、相撲の真実であるのかもしれないということも分かりました。なお、タイトルにある「タコどすこい!」とは、前日のすがも児童合唱団との歌の伝承ゲームで出てきたワードです。期せずして、タコと相撲が繋がったのでした。

などなど、たくさんの実験と創作を行いましたが、その中から本番の舞台にとても関係があることを記しましたので、これらが『すもう×おんがく「ファソラシどすこい!タコどすこい!」』でどのように展開されるのか⁈お楽しみにしてください💪

続きのレポもどうぞお楽しみにヨー✨タコ〜どすこいどすこい🐙🎵

本番の会場、東京芸術劇場のシアターウエストを下見。客席が土俵のようにせり上がる!!
相撲甚句の伝承実験の1コマ
色々な相撲甚句を重ねて歌ってみる、相撲甚句インヴェンション実験の1コマ
一ノ矢さんから四股を教わる
一ノ矢さんからテッポウを教わる

→すもう×おんがく「ファソラシどすこい!タコどすこい!」特設ページ

https://www.geigeki.jp/special/tact2026-dosukoi/

 

J-WAVEに出演

2026年4月5日放送の、J-WAVE の番組「 Across the Sky 」(9:00-12:00 )内のコーナー、「ARTS COUNCIL TOKYO CULTURE COLLAGE」(10:40-10:50)にJACSHA野村が出演し、TACT FESTIVAL 2026『ファソラシどすこい!タコどすこい!』について、ナビゲーターの小川紗良さんとお話ししました!

https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/culture/

radikoの聞き逃しや(1:40くらいから出演)

https://radiko.jp/share/?t=20260405103837&sid=FMJ

「ARTS COUNCIL TOKYO CULTURE COLLAGE」のポッドキャストでもご視聴いただけます。是非お聞きください🎵

Spotifyポッドキャスト配信
https://open.spotify.com/episode/7eIZOamNAtNV3epJqGRSt5?si=KHft_yJ3SgW0crY_QfS7Kw&t=11

Apple Music ポッドキャスト配信
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/arts-council-tokyo-culture-collage/id1714138288?i=1000759391012

Amazon Music ポッドキャスト配信
https://music.amazon.co.jp/podcasts/685c5b03-ae60-481e-aaf5-7bb171a71b18/episodes/fd362219-c489-4f89-8979-b04e75edd6db/arts-council-tokyo-culture-collage-132-tact-festival-2026%E3%80%8C%E3%81%99%E3%82%82%E3%81%86%C3%97%E3%81%8A%E3%82%93%E3%81%8C%E3%81%8F%E3%80%8E%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%BD%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%81%A9%E3%81%99%E3%81%93%E3%81%84%EF%BC%81%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%81%A9%E3%81%99%E3%81%93%E3%81%84%EF%BC%81%E3%80%8F%E3%80%8D?ref=dm_sh_oXWwzf40RBr5SlNxeD1xtQib8

ファソラシどすこい!タコどすこい!(2026年5月4、5日)

TACT FESTIVAL 2026
新作ステージ『ファソラシどすこい!タコどすこい!』のお知らせ🐙💪

ゴールデンウィークに東京芸術劇場で開催されるTACT FESTIVAL(タクト・フェスティバル)。なんとJACSHAの新作ステージがあります!!豪華出演者の皆様と共に創り上げる、相撲と音楽の楽しい舞台🎵
その名も『ファソラシどすこい!タコどすこい!』

こどもからおとなまで誰もが楽しめるフェスティバルです。
是非是非楽しみにご来場ください!
4月4日(土)10:00よりチケット発売🎫

ステージだけでなく、なんと朝の「四股1000ハーフ」も同時開催!(無料)
こちらも是非ご参加ください🦵

これらは一体何ごとなのか⁉️下記にご案内致します。

特設ページ:
https://www.geigeki.jp/special/tact2026-dosukoi/

概要:
すもう×おんがく
『ファソラシどすこい!タコどすこい!』

芸劇に土俵が立ち上がる!?
相撲をテーマにした、コンサートのはじまりはじまり~! すもうには、おすもうさんが歌う「相撲甚句」や、おすもうさんの名前を独特の節で呼ぶ「呼び上げ」など、独自の音楽や文化がたくさんあります。すもうが大好きな作曲家ユニット・日本相撲聞芸術作曲家協議会(通称・JACSHA(じゃくしゃ))は、そんな相撲の音に耳をすませて、新しい音楽を作ってきました。
今回のコンサートのテーマは「歌(うた)」。
クラシックや相撲甚句の歌手、児童合唱団など、いろいろな歌い手がコラボレーションし、特別なステージをお届けします。
音楽を聴くだけでなく、一緒に歌ったり、体を動かしたり、みんなで楽しめるコーナーもあります。

日程:
5月4日(月・祝) 12:00/15:00
5月5日(火・祝) 12:00/15:00
※上演予定時間:約60分(休憩なし)

会場:
東京芸術劇場 シアターウエスト

出演:
日本相撲聞芸術作曲家協議会
[JACSHA(じゃくしゃ)ー鶴見幸代、野村誠、樅山智子](構成・作曲・ピアノ ほか)
工藤あかね(ソプラノ)
松平敬(バリトン)
松田哲博(歌、四股/高砂部屋 元一ノ矢)
釘元厚子(歌、三味線/木花相撲踊り保存会)
すがも児童合唱団

舞台美術・衣装:中村友美

【全席自由(入場整理番号付)・税込】
一般 3,000円
高校生以下 1000円
小学生以下 500円
※4歳以上入場可

発売日:4月4日(土)10:00

◎同時開催!「四股1000ハーフ」ワークショップ

おすもうさんの基礎トレーニング「四股(しこ)」を1日のスタートに、一緒にやってみよう!JACSHAの3人が、誰でもできて、効果的な四股を教えてくれます。目指せ500回!

* 日時:5.2[土]~5.5[火・祝]10:00~10:30
* 会場:東京芸術劇場 ロワー広場(B1F)※5.2[土]~5.4[月・祝]
劇場前広場(1F) ※5.5[火・祝]
* 料金:無料(事前申込不要)

* 講師:日本相撲聞芸術作曲家協議会[JACSHA(じゃくしゃ)ー鶴見幸代、野村誠、樅山智子]

* 対象:どなたでもご参加いただけます
* 注意事項:動きやすい服装でお越しください(更衣室はございません)。タオルと飲み物をご持参ください。
オンラインでもご参加いただけます。

■お申込み・お問合せ:
東京芸術劇場ボックスオフィス(休館日を除く10:00~19:00)
0570-010-296 https://www.geigeki.jp/t/
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/geigeki/
イープラス https://eplus.jp/geigeki/

主催:東京都/東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)/豊島区
協賛:東武鉄道株式会社
助成:令和8年度文化庁 文化芸術創造拠点形成事業(申請中)

TACT FESTIVALトップページ
https://www.geigeki.jp/special/tact2026/

宮崎滞在三日目 谷頭相撲甚句踊り、庄内町町区相撲甚句踊

JACSHA2025冬の宮崎滞在記:その2
<三日目12月17日>

宮崎県都城(みやこのじょう)市にある、谷頭(たにがしら)相撲甚句踊り保存会、庄内町町区(しょうないちょうまちく)相撲甚句踊保存会の皆さんと1年振りにお会いしました。実は3年前の2022年夏から交流が続いています。経緯と驚きのエピソードをお伝えしようと思いますが、少々長いストーリーとなります。

2022年8月21日に都城市総合文化ホールで開催されました「Let’s和の音 邦楽と相撲 都城公演」(出演:竹澤悦子、神田佳子、松田哲博、呼出し邦夫、監修・進行:織田麻有佐)を、JACSHA野村と鶴見が見に行きました。≪初代高砂浦五郎・其ノ三≫(原案:松田哲博、脚本・作曲:神田佳子)が初演されたからです。(浪曲地歌「初代高砂浦五郎」のシリーズものとして、JACSHAの作曲家3名も、其ノ一を野村が、其ノ二を鶴見が、其ノ四を樅山が作曲しています。)

この公演に先駆けて、1ヶ月前の2022年7月12日に、宮崎の相撲文化のリサーチとして、監修・出演の皆さんとJACSHA野村が、谷頭相撲甚句踊り保存会(以下:谷頭)、庄内町町区相撲甚句踊保存会(以下:庄内町町区)を訪れたのが初めての交流でした。この時に、それぞれの芸能をご披露くださったのです。そして、本番の8月の公演には、谷頭・庄内町町区、両者の皆様がお客様としてご来場くださったので、公演後の監修・出演者の皆さまとの交流の場に、野村と鶴見も同席させていただきました。両地区は遠くないところにあるものの、一緒になって交流することは滅多にないことなので、貴重な場ともなりました。

2022年7月12日の野村誠の作曲日記:
https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2022/07/12/000000

2022年8月21日の野村誠の作曲日記:
https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2022/08/21/000000

そして2024年8月23, 24日、JACSHAの南九州相撲聞芸術リサーチツアー時には、Createfields徳永さんのコーディネートで、谷頭、庄内町町区をそれぞれ訪れて、さらに深掘りの研究をさせていただいたのです。

23日に訪れた庄内町町区では、今回もまた相撲甚句踊をご披露くださいました。歌い手の方しばらくお休みをされており、その方の録音音源を再生しながらの上演をしてくださいました。二度目の訪問になるので、この時は歌、三味線、太鼓について詳しく教わろうと思い、野村が庄内町町区相撲甚句踊の楽譜を作ってきてくれたので、それを見ながら野村と鶴見が鍵盤ハーモニカで演奏してみたら、皆さん大変喜んでくださいました。

24日に訪れた谷頭では、驚きのエピソードがあったのです。この時もまた相撲甚句踊りをご披露くださいました。なんと、前出2022年8月の「Let’s和の音 邦楽と相撲 都城公演」の影響で、谷頭相撲甚句踊りの音楽がアップデートされていたのです。公演で演奏された、太鼓や拍子木で相撲甚句が始まったり、終わったりするのがとてもかっこいいと思ったので、取り入れて新しくイントロとエンディングを作ったということを教えてくださいました。それは凄いことでした。公演後の交流会でも、専門家からいろいろ教わりたいと向上心たっぷりの皆さんに感動したことを覚えていますが、本当に影響を受けたことを取り入れてらっしゃったことに感激しまくりでした。そんな歴史的なフィードバックを得られた当事者になれたことに感謝しました。

2024年8月23(町区)、24日(谷頭)の野村誠の作曲日記:

それから3度目の訪問となりました2025年12月17日。Createfiels徳永さんのコーディネートで、遂にJACSHA3名鶴見、野村、樅山3名揃ってうかがうことができました。

午前中には、谷頭相撲甚句踊り保存会 の皆さんとお会いしました。ありがたくも、美味しいご馳走をご用意くださっており、いただきながら交流致しました。20日の「五ヶ瀬相撲フュージョン」にはご出演になれないのですが、将来には実現したいことをお話しくださいました。谷頭相撲甚句踊りの楽譜を鶴見が作ってきたので、JACSHAの歌、三線、鍵盤ハーモニカ、サックスと、保存会の皆さんによる太鼓のリズムとで共演しました。谷頭といえば、2022年に伝統アップデートの衝撃がありました。この日も、私たちの演奏を喜んでくださったので、この後にまたアップデートがあるかもしれないと思うとドキドキしました。

午後には、庄内町町区相撲甚句踊保存会の皆さんとお会いしました。野村が前回の楽譜よりもほぼフル構成に近い楽譜を作ってくれたので、JACSHAで演奏してみました。そして、以前よりさらに詳しく、拍子木、歌、三味線、太鼓、踊り、弓取り式、衣装を教わり、保存会の皆さんと一緒に、フル構成の演奏・演舞に挑戦しました。昭和時代の頃の様々なお写真を見せてくれたりと、かけがえのない時間となりました。難しそうに聞こえた三味線パートは、とてもシンプルなものであることも判明しました。同じようなことを大相撲の櫓太鼓を呼出しさんに教わった時にも経験しましたが、やはり直接出会って教わるということが、いかに大事であるのかを学びました。

JACSHA作曲作品に≪三声の相撲甚句インヴェンション≫があります(2025年1月作曲)。実はその内の一声が、庄内町町区相撲甚句踊の旋律で構成されており、この日にようやく保存会の皆さまに、作曲の報告と演奏を披露することができました。(他の二声は、大相撲の相撲甚句、竹野相撲甚句)

「三声の相撲甚句インヴェンション」は下記からお聞きいただけます。
JACSHA&KIACプレゼンツ!「とよおか音楽めぐりラジオ 竹野編」
(29分くらいから)
https://youtu.be/np_d1L3ovqA?si=Lwyjil2Hgq0DB1IY

3日後、20日開催の「五ヶ瀬相撲フュージョン」では、これにあと二声増やして(木花相撲踊り、谷頭相撲甚句踊り)、「五ヶ声の相撲甚句インヴェンション」が初演されることになります。

2025年12月17日野村誠の作曲日記もあわせてご覧ください:

 

宮崎県の相撲文化を深く知るきっかけとなった公演「Let’s 和の音 邦楽と相撲」(2022年8月)
庄内町町区相撲甚句踊デモンストレーションより、クライマックスの弓取り式(2024年8月23日)
谷頭相撲甚句踊りデモンストレーション(2024年8月24日)
新しく太鼓と拍子木のイントロとエンディングを作ったと教えてくださった衝撃の瞬間
谷頭相撲甚句踊り保存会の皆さんとお弁当を囲んで交流(2025年12月17日)
庄内町町区相撲甚句踊保存会の皆さんからさらに詳しく教わる(2025年12月17日)
庄内町町区相撲甚句踊 昭和58年3月27日宮崎県知事と 霧島公園線落成祝賀会の写真

宮崎滞在初日、二日目 木花相撲踊り

JACSHA2025冬の宮崎滞在記:その1

<初日12月15日、二日目12月16日>

初日の12月15日は、20日に開催の「五ヶ瀬相撲フュージョン」に向けて、いよいよ宮崎にイン!JACSHA鶴見、野村、樅山、今回の企画をしてくださったCreatefieldsの徳永紫保さんと合流。宮崎市内の雑炊屋さんでたらふく雑炊ディナーをしながら、明日と今後1週間の打ち合わせ。

二日目の12月16日は、宮崎市の「木花相撲踊り」の皆さんと1年4ヶ月ぶりにお会いしました。昨年8月下旬に、JACSHAの南九州相撲聞芸術リサーチツアーを独自で実施した際に、樅山がアポを取って初めてお会いし、木花相撲踊りについて教えていただきました。あれから徳永さんが企画してくださったことで、五ヶ瀬相撲フュージョンに出演くださることになり、再会が実現し、本番に向けての打ち合わせをしました。昨年デモ演奏してくださった時のビデオや、Youtubeのローカル番組から、鶴見や野村が木花相撲踊りの音楽を楽譜にしていたので、ここに来る車の中でも猛練習し、いよいよ皆さんの前で披露、そして歌い手の釘元厚子さんも一緒に歌ってくださいました。体への吸収と一体感が半端なく、感激の共演の瞬間でした。五ヶ瀬相撲フュージョン本番では、木花相撲踊りの上演のほか、五ヶ瀬中等教育学校音楽選択4年生が野村とのワークショップで創作した≪木花相撲ロック≫とのコラボ演奏ができることになりました。

打ち合わせ後は、木花相撲踊り保存会代表の河野さんが、木花相撲踊りに縁のある近所の神社、熊野神社、加江田神社、木花神社を案内くださり、木花の神様達にご挨拶をすることができました。熊野神社では、宮司の田代さんから、木花相撲踊りは春祭り、夏祭り、秋祭りで奉納されることをお話してくださいました。その後は、青島神社にも参詣しました。青島の砂浜には、笛としてよく鳴るフジツボがたくさんあったので、音を出しながら散策をしたり、鬼の洗濯板と呼ばれる、自然にできた海岸の形状にも圧倒され、宮崎の大自然も満喫することができました。

夜は都城市に移動し、昨年のリサーチツアーでも利用した、幸福温泉に宿泊。

野村誠日記もあわせてご覧ください:

https://makotonomura.hatenablog.com/entry/2025/12/16/000000

木花相撲踊りの皆さんとJACSHAの感動の再会
熊野神社で、田代宮司からお話をうかがう
加江田神社
木花神社
木花神社からの眺め
青島のフジツボ笛(息を吹き込むとよく鳴る)
青島の鬼の洗濯板をバックに、JACSHA野村、鶴見、樅山