2022年度のJACSHAは、城崎国際アートセンター(KIAC)の主催プログラム「とよおか芸術考現学博物館プロジェクト(仮)」として、『「竹野相撲甚句ファンファーレゲエ」をいっしょに演奏しよう!』おんがくワークショップを通年で実施します。
7月3日には第一回目のワークショップを、兵庫県豊岡市竹野町の「ふれあい会館」で行いました。子供から大人まで、11名の参加者とともに、竹野相撲甚句の体の動き、歌を体験したあと、メロディ、手拍子のリズム、足のステップのリズムの3パートに分かれて、鍵盤ハーモニカ、ハンドベル、ウッドブロック、小鼓、鈴、鳥の笛などの楽器を使ってパート練習をし、最後に合奏をしました。竹野相撲甚句は本来、声と手拍子と足のステップによる音楽ですが、いろいろな楽器で、いろいろな音色による、独特な竹野相撲甚句の音楽となりました。ふれあい会館の館長さんで、元竹野相撲甚句保存会でもある與田政則さんが、竹野相撲甚句を歌ってくださいましたが、この独特な楽器のアンサンブルにも参加してくださいました。今後のスケジュールは、8月、10月、12月、来年2月か3月の予定です。
(写真提供:城崎国際アートセンター、JACSHA)
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ワークショップの後は、同じ会場で、波田野州平監督映画『霧の音』のプレミア上映会が開催されました。KIACが、KIACと地元とアーティストの関わりを描くものとして企画し、波田野州平監督の作品として作られた映画です。
2020年のJACSHAレジデンスの15日間を撮影したものなので、JACSHAがたっぷり登場します。上映後の、アフタートークでは、映画にも登場する、元竹野相撲甚句保存会の濱邊準之助さんが竹野相撲甚句を歌ってくださいました。プレミア上映は、映画の主な舞台となった竹野で行われましたが、今後はいろいろなところで上映されるといいなと思います。(写真提供:JACSHA)
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