7名参加。東京、茨城、京都、沖縄より参加。入間川部屋風伸脚運動、理想の蹲踞、からのドゥミプリエ、ルルベの繰り返し、腰割り、腰割りのイチロースタイル肩入れより開始。本日のカウントは、わったー古宇利島(詩: 古宇利小学校の子ども達 曲: 鶴見幸代)、体癖論、日本語の数字、 絵のない絵本(アンデルセン著)、2016年11月20日JACSHAフォーラム、「説経節かるかや」(伊藤比呂美現代語訳)、オランダ語の数字、全員のカウントで1000回。
準備運動のとき、JACSHA野村の腰が完璧に割れていて、隣にあるテーブルと見分けがつかないほどであった。テーブルは五角形にすらならず、当たり前だが、完璧な四角形で安定の腰割れ姿勢だ。そうでないとテーブルとは言えない。テーブルの見る目も変わってくる。
地歌奏者の竹澤さんが連日読んでくれる「体癖論」。人間分析の12種類をさらに奇数と偶数に分けると、大雑把にいうと奇数が肉食系、偶数が草食系。詳しく聞くと、どちらにも当てはまる部分があり、簡単に分類をすることは大分難しい。アニメで言うと、ルパン三世は全員奇数、ムーミンは偶数であるそうだ。
野村が連日音読しているJACSHAフォーラムは、岩槻の古式土俵入りの化粧回しの鈴の話。釣上地区の古式土俵入りでは、終始柔らかな鈴の音に惹き込まれる。化粧回しの房の部分に鈴が付いているからだ。化粧回しをつけた子供達が歩くとシャラシャラと鈴の音が響き続ける。一方で、笹久保地区の古式土俵入りでは鈴の音には気付きにくい。本来は笹久保地区の化粧回しにも鈴が付けられていたのだが、保存会が保存している化粧回しを代々使用しているため、年月とともに鈴の多くが取れてしまったからだ。釣上地区では、長男が生まれると化粧回しを新調するため、鈴が付いたままの状態で土俵祭りに参加できる。両地区は、同じ岩槻の古式土俵入りであっても、お互いにどのように行っているかを知らなかった。笹久保地区の皆さんと、釣上地区のビデオを見たときの様子は今でもよく覚えているが、鈴の音色を聞いて、自分たちも鈴を付け直さなければいけないなと話した。他にも、共通点と違いをたくさん共有した。ここに限らず、同じ地域の各所で行われる祭りや行事は、同じ時期や同日に行われるので、互いの内容を知らないことが多いし、自分たちのためのものであるから知る必要もない、と思われるのだが、失われつつある大事な部分を発見することに繋がり、互いを知ることは当事者達にとっても無益ではなかった、という経験を共にできたことは大きかった。
四股1000で数字のカウントをするとき、80がクライマックスになることが多い。日本語では40のヨシコに引き続き80ではヤシコ、ポーランドではオシェンデション、オランダ語ではタフタフといい、それぞれ80の響きに特徴があるので、カウント担当以外のメンバーも80の声援を送る。オランダ語のタフタフと聞こえる面白い響きを解明するべく、カウントをしてくれるピアニストの平良さんに教わったスペルは、tachtig。achtが8で、10番代を示すtigがつくので、ルール通りだとachtigとなるところを、発音がしやすいようにはじめにtがついてtachtigとされ、イレギュラーな80となっていることを学ぶ。タフタフ。