8/13 四股1000 百八日目 理想の蹲踞

 10名参加。東京、神奈川、茨城、京都、沖縄より参加。理想の蹲踞、からのドゥミプリエ、ルルベの繰り返し、腰割り、腰割りのイチロースタイル肩入れより開始。本日のカウントは、相撲甚句のまくら唄、「松井茂短歌作品集」(和歌詠みver.)813日読売新聞朝刊より、香港の国家安全維持法違反で逮捕された人が保釈された記事、日本語の数字、20161120JACSHAフォーラム、「説経節かるかや」(伊藤比呂美現代語訳)、813日琉球新報美ら島だより「沖縄市でおっぱい写真展)、体癖論、全員のカウントで1000回。

 JACSHA野村は準備運動で、「理想の蹲踞」をリード。メンバーそれぞれ理想の蹲踞をしてみると、姿勢も表情も個性が出てカッコいい。さいたまトリエンナーレ2016の相撲聞芸術研究室(SHARS)では、「私の土俵入り展」として、いろんな土俵入りの写真を募って展示をしたが、「私の理想の蹲踞展」も面白いかもしれない。

 一年前の昨日は、JACSHAの岩槻巡業コンサートの翌日で、丸一日温泉に入ってのんびりと場所休みを満喫したことを思い出す。今は温泉や大浴場には行きにくい情勢だ。最近出張先で宿泊したホテルの過ごし方、食事の仕方、お正月のホテルの演奏仕事の不安などが語り合われた。

 JACSHA鶴見は相撲甚句のまくら唄(前唄・後唄)でカウント。まくら唄は、相撲甚句の始まりに歌われるゆったりとした部分で、そもそもは前唄が相撲甚句と言われ、それが名古屋甚句と合わさって、七五調の本唄が付いたのが現代の相撲甚句であるらしい。メインの本唄は、七五の繰り返し(例: 勧進元や 世話人衆、本日おいでの お客様、いろいろお世話に なりました、など)にも関わらず、相撲甚句とは七七七五で構成されると、どこを見てもそう書いてあるし、説明する人も口を揃えてそう言う。七七七五は前唄や後唄の形式であるので、本唄について解説されないケースが多いのがとても不思議だ。しかし、鶴見が歌ったまくら唄は、七七七七で構成されて五に落ちていないため、さらに謎が深まるが、もっと古い原点となる七七七五の歌があるものと思われる。鶴見が歌ったのはこの歌詞:

(前唄)土俵の砂つけ 男を磨き 錦を飾りて 母待つ故郷(くに)

(後唄)さらばここいらで 唄のふしを変えて 今も変わらぬ 相撲取り甚句

 打楽器奏者の神田さんは、非常にゆっくりなテンポでカウント。軸足にかける重心の時間を長くキープする狙いだ。浮いた足を高くあげようとはせず、重心ストップにさせることに時間をかける。神田さんのやり方を真似しながら、軸足を伸ばすように意識してやるとゆっくりでもキツくなく、左右のバランスが整う感じがして、とても気持ちいい。

 野村が連日音読しているJACSHAフォーラムの書き起こしは、今日から20161120日に行った相撲聞芸術の可能性がスタート。ネッテイ相撲(兵庫)、傀儡の舞(大分)、一人角力(愛媛)をリサーチしたいと言っていた。その後、願い通りに3つどれもリサーチをしたJACSHA樅山は、傀儡の舞だけ作品化していないと言うので、タイトル案を聞いてみると「住吉様」。住吉といえば高砂とも繋がりがある。大昔のリサーチの先輩でもある世阿弥に敬意を払う。どんな作品になるのかとても楽しみである。

四股ノオト
8/13 四股ノオト

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