8/8 四股1000 百三日目 タコのように

 8名参加。東京、茨城、神奈川、京都、大阪、沖縄より参加。1st2ndポジションで、ルルベ、ドゥミプリエ、グランプリエから開始。本日のカウントは、浜千鳥節、「初代高砂浦五郎〜高砂浦五郎を賜るの段」(原案:松田哲博、作曲:野村誠)より、夏休み子ども科学電話相談室の先生プロフィール、「時の声」(松井茂)、日本語の数字、初めての外国人への手紙(平良明子)、子持節・散山節(倍速)、全員のカウントで1000回。

 JACSHA鶴見はよく沖縄の歌を歌うが、聞きながら四股を踏むと、評論家の松平あかねさんは、豪華な気持ちになりリラックスするという。打楽器奏者の神田さんは、いい意味で緊張感がなく、体が横に揺れ、緩やかな中に推進力があるという。たしかに「いい意味で緊張感がない」というのは沖縄音楽の肯定的な特徴だろう。鶴見は、歌手の松平敬さんがカウントした、騒音のような「時の声」を豪華に感じ、神田さんも四股を踏むのにいい感じだったという。先日、神田さんは前進できるカウントを研究したいと言っていたが(8/4 四股1000 九十九日目 前進できるカウント 参照)、カウントのニュアンスで体の反応も変わってくるのだ。

 松平あかねさんは、夏休み子ども科学電話相談室の先生達の面白いプロフィールを紹介してくれた。虫が好きなので昆虫博士になった、石が好きで一日中石の事ばかり考えている、など。これを紹介したのは、JACSHAは相撲愛に溢れているので、共通点があるのではないかと思ったからだそうだ。そこで「JACSHA子ども相撲と音楽電話相談室」の提案があった。早速神田さんから「力士が廻しをポンポン叩くのは、手についた塩を振り払うだけでない気がする。気合なのか?なぜ叩くのか?」との問いに、「いい音がするので叩いているうちに気持ち良くなって止まらなくなる。大きい力士に多い。」と、鶴見が苦し紛れの回答。先日、テレビの音楽番組の「題名のない音楽会」や「音楽の広場」では、かつては作曲家が司会をしていたので、JACSHAが司会として勝手に「題名のない音楽会」をやったらいいかも、と提案があったが、また一つ番組が増えた。相談室ならば、打楽器系の質問なら神田さんに、声楽系の質問なら松平夫妻にと、JACSHA以外の講師陣も勢揃いである。

 右利き、左利き、があるように、力士には右四つ、左四つの得意な方があるが、四股にも得意な左足軸、右軸足があるようだ。神田さんは、右の軸足ならばいくらでも重心をかけ続けられるらしく、鶴見や松平あかねさんは左軸足らしい。また神田さんは日々、左右の股関節の柔軟性の違いを感じているという。体の硬さも悩みらしく、硬さと柔らかさの考察が始まった。今日参加のメンバーで柔らかさイチといえば、やっちゃんである。なぜ柔らかいか、やっちゃんは少し考えて「タコみたいな生き方」をしてきた気がすると答えてくれた。タコの四股はポンポンポンポンと早めである、沖縄の音楽とタコは合うかもしれないとも。8本は足なのか手なのか、どことどこが四股を踏むのかなど想像しながら、みんなでグニャグニャとシミュレーションしてみる。また、ピアニストの平良さんは、頭が硬いと体も硬いと聞いたことがあるらしく、大変凹んだメンバーもいたが、逆に体が柔らかくなることで頭も柔らかくなるといいねと、コントラバス奏者の四戸さんが励ましてくれた。タコのように、心身共に柔軟な生き様を目指して暮らしていきたいものである。今日は88日で8名参加して、8本の手?足?のタコの話題になり、8に縁がある日である。

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