8/7 四股1000 百二日目 四股カミング

 9名参加。東京、茨城、京都、沖縄より参加。本日のカウントは、朝乃山大関昇進伝達式記念相撲甚句「相撲を愛し」(鶴見幸代作)2016126JACSHAフォーラム、「説経節かるかや」(伊藤比呂美現代語訳)、ヴォイセス・カミング(湯浅譲二作曲)風、「松井茂短歌作品集」(フミフミver.)、オランダ語の数字、日本語の数字、かぎやで風節、全員のカウントで1000回。

 JACSHA鶴見は朝乃山が大関に昇進した時に作った相撲甚句を歌ってカウントしたが、七月場所の朝乃山を二番として作っているところらしい。千穐楽の四股1000で、JACSHA野村が例えた、トライアングル照強、大太鼓の正代も盛り込んでいるという(8/2 四股1000 九十七日目 七月場所千穐楽 和洋弦楽器対決 参照)。ということは、横綱昇進など、今後の朝乃山についての甚句がどんどん増えていくことになる。

 一昨日に引き続き、JACSHA野村と地歌奏者の竹澤さんから、「初代高砂浦五郎〜高砂浦五郎を賜るの段」のお話しを聞く。初代高砂浦五郎のお墓は、清澄白河の圓隆院にあり、土俵の日蓮、角界のマルティン・ルターとも呼ばれていたらしい。明後日のトークと初演が楽しみである。圓隆院に祀られている歯神様も気になる。

 評論家の松平あかねさんは、湯浅譲二氏のテープ作品「ヴォイセス・カミング」風の、意味のない言葉や会話を次々と即興で発していくカウント。この作品は、難しいテーマの質問をし、困った回答者達が、あー、うー、などという間投詞や接続詞を切り取った作品だということだ。それに触発されて、野村が自身の作品「だじゃれは言いません」を教えてくれた。四股でも同じような質問をしたら、戸惑いのある四股で「四股カミング」や、四股を踏まない理由を言う「四股は踏みません」の作品ができて、逆説的に四股についての考察を深めることができるかもしれない。

四股ノオト
8/7 四股ノオト

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