7/29 四股1000 九十三日目 七月場所十一日目 呼出しのオペラ配役

 8名参加。東京、茨城、京都、大阪、福岡より参加。大相撲十一日目をAbema TVで観戦しながら。本日のカウントは、相撲観戦レポート、2016126JACSHAフォーラム音読、「説経節かるかや」(伊藤比呂美現代語訳)音読、地歌「茶音頭」解説、数字カウント、数字カウント、相撲観戦レポートと神明裁判、数字カウント、2016126JACSHAフォーラム音読、全員での即興で1000回。

 JACSHA鶴見は昨日の国技館での相撲観戦で、行司さんの背中をじっくり鑑賞。左肩が少し下がる独特な背中が特徴。ソプラノ歌手のあかねさんも昨日、国技館で相撲を観戦されて、声を味わったそうで、「邦夫さんロブスト、利樹之氶さんレッジェーロ、重太郎さんスピント。幸司さん、スピント系キャラクターテノール。適応する役、ミーメ、ローゲなど。」と呼出しさんのオペラ配役を考えているうちに、テノールが多いことに気付いた。逆に行司はバリトンが多い。国技館で鑑賞しているうちに、神明裁判を類推されたとのこと。確かに、行司は裁きをすると言う。神明裁判とは、神意を得ることにより、物事の真偽、正邪を判断する裁判方法。相撲神事は豊作を祈願する神事であると同時に、豊作や吉凶を占う占手相撲であったとも言われる。相手の命を奪う決闘ではなく相手の戦意を奪うことで裁きを確定する。九州の大雨を豊作を占う神事が示していたり、東日本大震災を塩釜の豊作を占う神事で予知されていたとの報告もあるらしい。古代日本の盟神探湯(くがたち)という神明裁判についても、リサーチの必要を感じる。四股1000は、相撲聞芸術大学でもあり、相撲聞芸術研究室でもある。

 JACSHA野村のJACSHAフォーラム音読では、さいたまトリエンナーレの当時のスタッフだった蟻川さんから、JACSHAは、3人のチーム名ではなく、広がっていってプロジェクト名になってもいい。を超えてJACSHAという現象になっていくといいのでは、との指摘。JACSHA現象になっていきたい。相撲のリズムを独特にする「ストニコ」の話をすると、四戸さんから「春の祭典」のリズムを「ブタブタ、子ブタ」と当てはめていくと、一箇所だけ「親ブタ」のところがあるとのこと。また、栃木県樅山町生子神社の赤ちゃん相撲のリサーチ構想も語られるが未だ実現せず。JACSHA樅山の妹であるやっちゃんは、以前タクシーの運転手から、樅山姓の人ばかりが住む福井のある村の話を聞いたことがあるらしい。その人たちの先祖は忍者だというが、謎に包まれている。福井の樅山姓と栃木の樅山町に繋がりはあるのだろうか。昨日は、相撲聞芸術大学の構想の下りを読んだが、今日は相撲聞芸術サミットの話が語られた。福井の東郷地域の登短為神社の花山行事の練り歩きでは、数年前から女子も参加するようになっている。岩槻の古式土俵入りに女子が加わる時代も近いのかもしれない。JACSHA世話人の里村が音読した「説経節かるかや」では、女人禁制の高野山をかるかやの妻と息子が訪ねようとする場面に差し掛かる。女人禁制の山、相撲、祭りなどあるが、日本書紀での相撲の初出は、采女による相撲である。

 竹澤さんによる三味線を六下がりという珍しい調弦にする「茶音頭」について解説。茶の湯の事物で艶麗な相愛を歌う地歌。聞いてみたい。作詞は伊勢屋みつ。竹澤さんは最後の900番代の即興で、石川県出身力士の名前を言う中で、深井が高砂部屋であることから、もし出世して四股名が「朝深井」になったら、浅いのか深いのか?でも、高砂親方が定年になって代替わりしたら、高砂部屋は朝をつけ続けるのだろうか?元々は、高見山、水戸泉、富士桜など、朝潮以外は朝がついていなかったし、朝青龍や朝赤龍にしても若松部屋時代から朝はついていたので、今後、高砂部屋では朝がつくのだろうか?と話し合う。相撲をじっくり見られるからシンプルに数字カウントにする選択も多かった。熱戦が続く中、まだ髷が結えない夢道鵬の強さが光った。一気に上まで駆け上がっていきそうな予感。JACSHA鶴見は、四股の途中で搭乗し、沖縄へ飛ぶ。

四股ノオト
7/29 四股ノオト

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