7/2 四股1000 六十六日目 リラックス

 10名参加。東京、神奈川、茨城、愛知、京都、福岡より参加。ルルベ、ドゥミプリエ、壁の股割り、腰割りから開始。本日のカウントは、狂歌(松平あかね作)、グレゴリオ聖歌「ディエスイレ」、色と形と音の瞑想(ルドルフ・シュタイナー著)、木村朝之助さんとJACSHAのトーク「岩槻と相撲と音楽2017」、「説経節」(伊藤比呂美現代語訳)、サティ「ヴェクサシオン」、日本語の数字(遅重、モデラート)、箏曲「六段」より二段目、全員のカウント(犬、猫、象、など)1000回。

 JACSHA野村が昨日より音読している、高砂部屋の十両格行司木村朝之助さんとのトークは、土俵上の裁きについて驚くことがたくさんある。軍配を上げるとき、考えている時間はなく、直感と反射神経で勝手に体が動くので、軍配を差し違えたことも直後に分かるんだという。面白い感覚だ。力士は稽古をするが、行司の稽古やリハはないという。呼出しさんからも伺ったことがあるが、巡業や本場所での出番が本番でもあり練習でもある。やるときはいつでも本番であるという緊張感から磨かれる直感力もあるのだろう。毎日の四股1000はリラックスをするのが重要で、楽器の演奏でもリラックスと脱力の効果を実感するため、毎日が本番の行司さんや呼出しさんの土俵上でのリラックス体感についても知りたいところだ。

 文化生態観察家の大澤さんは、100回踏む間、足元から頭まで徐々に水が上がってくるようなイメージをしながら踏むことがあるという。水ではなく油だったらどうかなと、液体の種類も変える。また、体を傾けるときに、体内の水の傾きを意識してみるという。感想戦でだらんだらんと揺れながら緩やかに実践してみたが、大変気持ちいい。究極のリラックスで、脱力した時の体の重みが手にとって分かるような感じ。

 肩こりに悩む打楽器奏者の神田さんは、両手で輪ゴムを軽く繰り返し伸び縮みさせる運動を教えてくれた。インナーマッスルに効きそうでこれも気持ちいい。体に無理がなく、インナーマッスルの動きで思い出す楽器にテルミンがある。肩甲骨と腕の柔らかな動きを空中でする事でフワフワと音を変化させる演奏だ。松平あかねさん、松平敬さんが、動きと声で上手にデモンストレーションしてくれたが、これも気持ちよさそうだ。四股の周りにテルミンを置いたらどんな音楽になるだろう。

四股ノオト
7/2 四股ノオト

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