6/17 四股1000 五十一日目 スルスル

 11名参加。東京、神奈川、茨城、京都、大阪、福岡より参加。ルルベ、ドゥミプリエ、壁の股割り、深い腰割りキープから開始。本日のカウントは、松井茂短歌作品集(いち、に、さん)、「軸とハラを鍛えれば必ず強くなる!」(高岡英夫著)より、朝青龍が強かった理由、「占星術の文化誌」(鏡リュウジ著)より、占星術と音楽、宮城道雄「新古今集」より「いはまとじし」、日本語の数字、さいたまトリエンナーレ2016千秋楽での一ノ矢さんとJACSHAの相撲聞芸術フォーラム「相撲道と作曲道1」より、双葉山は非力でも強かった理由、「グラウンド・ツアー:泥モノ」(藤森照信著)より、大地を踏み鎮めるリズム、「ワニのオーケストラ入門」(ドナルド・エリオット著)より、トライアングル、ティンパニ、竹野相撲甚句(鳴り物尽くし)のカウントで1000回。文化生態観察家の大澤さんは、珍しくシンプルに日本語の数字でカウント。数字だけのカウントもいい。一つずつ数えていくだけなのに、思わぬ所で間違ったりするのは誰もがあるある不思議体験。四股1000では、今ではカウントの方法にバラエティがあり、芸能の発生体験だったり、内容が深い学びになってしまうほどに進化しているのだが、始まった当初は単に数字を数えるだけだった。とにかく1000歩踏むことを達成するのが目的だったからだ。そのうち、念仏風、アニメ声などに色づき始め、何かのリスト、甚句、歌、朗読、動物など、踏むこと以外の楽しさが加わっていった。1100歩分を数えるので、数字なら10進法がメインだが、2進法など、数字だけでもいろいろありえる。今のオンラインからオフラインになった時にまた違うカウントスタイルが生まれるのは必至である。

 JACSHA野村が音読した「相撲道と作曲道1」の、双葉山の足はツルツル滑っているようでも腰は安定しているという話から、コントラバス奏者の四戸さんが、足をスルスル滑らせながら演奏するクラリネット奏者がいらっしゃることを教えてくれた。オーケストラなので椅子に座っての演奏である。お腹に重心があるので、足も演奏も自由自在になるとのことだ。四戸さんは演奏を教える時や自身の演奏時に、とにかく重心を下げて腹を意識して自在に演奏できることを重要視しているという。ピアノやドラム、オルガンなど、椅子に座ることが必須の楽器は多い。オーケストラや室内楽のほとんどの楽器が椅子で演奏するのに対し、個人レッスンでは立ちっぱなしでやる楽器も多い。おそらく最終的にはコンチェルトを目指すからであろう。四股トレは立った時の重心づくりにも役に立つが、椅子の座り方も変えてくれる。個人レッスンでも時には椅子もありだ。また四股のテンポへの提案もあった。楽器演奏では、早弾きの練習も重要で、スロー練習だけだと手に入らないバランス感覚が整うことがある。四股1000でも、意識的なテンポチェンジにトライしてもいいかもしれない。

四股ノオト
6/17 四股ノオト

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