9/21 四股1000 五百日目記念 with 一ノ矢さん

東京、茨城、神奈川、岐阜、熊本、沖縄から9名参加。このレポートを書くのは久々になってしまったが、地道に四股1000は続いている。隠れ四股たんの暦に:旧暦八月十五日: 秋のお四股見【ミカエル】とあるように、本日は旧暦八月十五日、中秋の名月ということで、それぞれの場所から、お月見をしながらの夜四股を行った。

高砂部屋や九月場所の話題、一ノ矢さんの連載と新刊の話題、小坂秀二「わが回想の双葉山定次」音読、石牟礼道子「苦楽浄土」、ポーランド語のカウントなどで1000回。

五百日目記念として、四股1000を導いてくださった、一ノ矢さんも参加くださった。今朝は部屋で大きい四股を200回、小さい四股を400回踏んだそうなので、一日1600回の四股となる。ちょうど昨日、九月場所九日目に高砂部屋の寺沢が東幕下筆頭で勝ち越しを決め、新十両昇進が確実となった。JACSHA鶴見と地歌奏者の竹澤さんは、その相撲を溜り席で立ち会ったらしく、お祝いムードで四股を踏み始める。寺沢といえば、発売中の月刊相撲の寺沢特集で、『一ノ矢さんや若松親方の指導で一日1000回の四股を踏み下半身を鍛えた』と読んだばかり。末長く応援したいと思う。先場所、名古屋場所後は村田が新十両を決め、朝志雄(あさしゆう)と改名しているので、寺沢の新四股名にも期待大である。ほか、石崎、深井、長内が五勝全勝中。高砂部屋新聞が日刊スポーツになってから、二場所連続で新十両と格段優勝が紙面を飾るかもしれない。そして彼らだけでなく、今場所は若い力士達のいい相撲が多く見られて嬉しい。

熊本にいるJACSHA野村は、大関正代が勝つと打ち上げられる花火が見えるところに住んでいる。先場所は夜8時、今場所は7時に上がるそうで、今日は大栄翔に勝ったはずであるが、惜しいことに見逃してしまったらしい。

竹澤さんは、昨日の相撲観戦の結びの一番、照ノ富士が横綱になって初めての黒星、そして金星を出してしまった大栄翔戦で、最後の一押しの際の大栄翔のもの凄い表情がよく見えたという。軍配差し違いとなった、豊昇龍ー若隆景戦も凄かった。豊昇龍が一本背負いで勝ち。

鶴見の相撲観戦では、照ノ富士の勝率が低いということだ。今年覚えているだけでも4回負けているという。昨日の九月場所九日目、名古屋場所の白鵬に負けた千秋楽、三月場所、そして初場所。印象深いのは三月場所は志摩ノ海戦。目の前で土俵際に追い込まれた志摩ノ海だが、ガチッといいところに右ハズが入り、照ノ富士の体がちょっと浮いたので、「いけるぞー、あきらめるなー」と心の中で叫び続けたところ勝ったらしく、それから志摩ノ海のファンになったとのこと。毎日、志摩ノ海の右ハズ、両ハズを楽しみにしているという。一ノ矢さんによると、志摩ノ海は地元の三重で、高砂部屋の朝志雄、朝玉勢と同じ相撲道場だったので、気にかけてくれているという。ますます応援したくなる。

1000回を踏み終わったあと、一ノ矢さんからありがたいお言葉をいただきました。

宮本武蔵「五輪書」(ごりんのしょ)より

「千日の稽古を鍛とし 万日の稽古を錬とす」

今日は五百日目なので、あと一年半でやっと鍛、三十年でようやく鍛錬達成!!ということで道のりは長いですが、引き続き地道にやっていこうと思います。

四股1000を始めた当初、リラックスして自分なりの四股を踏むことが大事だと教わりましたが、久しぶりに一ノ矢さんと一緒に踏むと、自分なりになり過ぎになってしまっている四股を見直すきっかけとなり、四股の質が上がると思いました。そして何より四股を踏むのが楽しい!!今後もたびたび一緒に踏める機会を作れればと思います。

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松田哲博(元・一ノ矢)四股鍛錬で作る達人: 日本伝統万能トレーニング

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