2021年6月6日(日)邦楽の日、両国門天ホールにて、竹澤悦子さんの三弦弾語りによる、JACSHA鶴見作曲「初代高砂浦五郎ー改正高砂組起ち上げの段」より「遺恨相撲」が初演されました。これは、竹澤さんが2019年に構想した「浪曲地歌ー相撲もの」プロジェクトの最初の作品として作られ続けている「初代高砂浦五郎」シリーズの第二弾です。原案は、元力士・一ノ矢の松田哲博氏。会場には、高砂部屋の幕下格行司・木村悟志氏の書き下ろしによる、遺恨相撲の顔触れ「高砂対綾瀬川」が貼り出されました。打楽器奏者の神田佳子さんの柝が入り、神田さん、松田氏、鶴見によるプレトークもありました。JACSHA野村が作曲した「初代高砂浦五郎」シリーズ第一弾「高砂浦五郎を賜るの段」は、昨年9月「すみゆめの七夕」にて初演されました。
7月31日(土)には、滋賀県立文化産業交流会館イベントホールにて開催されるコンサート、長栄座伝承会「むすひ」にて、「高砂浦五郎を賜るの段」「遺恨相撲」のハイライトシーンが演奏されます。詳細↓
野村誠作曲「高砂浦五郎を賜るの段」演奏動画
◉6/6コンサートの様子
コンサート情報
◉地歌サロン 其ノ一
2021年6月6日 15:30〜
両国門天ホール
■第一部 (70分)梅辻理恵(祇園地歌講師)さんのお話と共に『端歌物いろは』
曲目:高砂・涅槃・春日影・蚤・雲に梯・捨煙管・福壽草・菜の葉・言葉質・海老 他
演奏:今西紅雪・沖田千織・片桐ゆい・亀山美希子・喜多恭代・小林真由子・林千佳・牧野広美(50音順)
■第二部 (30分)新作地歌『初代高砂浦五郎―改正高砂組起ち上げの段』
原案:松田哲博(元・一ノ矢)
作曲:鶴見幸代
*作者による初演プレトーク:神田佳子(聞き手・柝) お話:松田哲博・鶴見幸代
演奏:竹澤悦子(三絃弾き語り)
参加費(税込):3,500円(ドリンク付)
主催:地歌サロン
協力:両国門天ホール(一般社団法人もんてん)